本年度の県立病院事業の経常赤字は、14億3500万円に上る見込みであることが分かった。昨年度決算より赤字額が5億円増え、経営状況が厳しさを増していることを示した。
病院事業庁によると、医師不足などによって医業収益が当初予算より6億1000万円も少なくなったことが大きく影響した。
病院別の赤字額は、志摩市の志摩病院が9億5000万円、四日市市の総合医療センターが4億3000万円、津市の一志病院が1億1000万円。同市のこころの医療センターは6000万円の黒字となる見込み。
県立病院事業の本年度最終補正予算案が3日、県議会に追加提案された。
(大島康介)
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