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剛腕小沢氏、対決色ムキ出しで謝罪もなし

 「不公正な権力の行使だ」「民主主義ではあり得ない」。次の首相の有力候補と目されながら公設秘書の逮捕で一転、窮地に立たされた民主党の小沢一郎代表は4日朝、党本部で記者会見。憤然とした顔で潔白を主張し続けた。政治不信を招いたことへの謝罪はなし。強気の姿勢で検察批判を繰り返した。

 前日、報道関係者に対しては沈黙を守った小沢氏は午前10時前、会見場へ。明るいグレーのスーツ姿でフラッシュを浴びながらマイクの前に立ち「この種の問題で逮捕の前例はない。異常な手法だ」と冒頭から検察を批判した。

 秘書について「遠からず嫌疑が晴れると信じる」と説明。「いただいた浄財は入りも出もすべて法にのっとり公開している」と政治資金の透明性を強調し、「すべてオープンにしているのはわたしだけではないか」とまで言い切った。

 小沢氏にしては珍しい能弁ぶり。記者の質問にも丁寧に答え、時折笑顔も浮かべた。早期の衆院選がささやかれる状況での強制捜査に「公正さに納得がいかない」と語気を強め、「強制力を持つ公権力が思うままに行使されるならば社会は暗たんとなる」と批判のボルテージを上げた。

 「政治とカネ」をめぐる国民の視線が厳しい中での自身の不祥事。「今おわびする理由は見当たらない」と強気を貫く一方、献金を受けた当時の金の出所についての認識は「1つ1つわたしがチェックしているわけではない」とかわした。

 政治責任や進退を問われると「何らやましいことはなく、それによってどうこうとは考えていない」。最後に「ありがとうございました」と言って約40分間の会見を締めくくった。(共同)

 [2009年3月4日12時50分]


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