2009年3月4日12時37分
愛知県西尾市の市民病院で2月に、大腸の内視鏡手術を受けた男性(68)の容体が急変し、急性腹膜炎で死亡していたことがわかった。市は医療事故とみて、弁護士らを含む調査委員会を5日に開くことにしている。
市民病院管理課によると、男性患者は2月26日に手術を受けたが、3月2日に容体が急変。緊急手術をしたところ、十二指腸に直径約1センチの穴があることが分かった。男性は同日午後11時55分に急性腹膜炎で死亡した。最初の手術で手術器具が十二指腸を損傷した疑いがある。両方の手術で執刀した男性外科医(29)は、大腸の内視鏡手術は5〜6回の経験があるという。