江東区は3日、納税課の区税徴収嘱託員の女性が2日に、区民の氏名や税未納額などが記載された「特別区民税・都民税滞納票」3人分を紛失したと発表した。区は2日に該当者に謝罪し、城東署へ紛失届けを出した。
区によると、女性嘱託員は2日正午ごろ、徴税で訪れた同区南砂2の11階建てマンション最上階の外廊下で、滞納票の束を取り出す際に足元へ落としてしまい、1枚が風に飛ばされたのを確認。その後、保管リストと照合して3枚紛失したと分かり、同僚と現場周辺を捜したが見つからなかったという。
滞納票ははがき大の書面で、滞納者に示すため住所、氏名、生年月日、電話番号、税額などが記載してある。【真野森作】
〔都内版〕
毎日新聞 2009年3月4日 地方版