警視庁捜査1課は3日、京都市東山区祇園町南側、無職、相馬高太容疑者(27)を強姦、強盗容疑などで逮捕したと発表した。捜査1課によると相馬容疑者は7年前に都内で事件を起こした後、「時効まで逃げ通す」と知人に言い残して姿を消したが、捜査員が2月に京都市内で発見。公訴時効成立5日前の今月2日に逮捕した。
逮捕容疑は、02年3月8日午前4時ごろ、品川区内に住む当時20代の無職女性の自宅に侵入し両手を粘着テープで縛って性的暴行をし、財布から現金約5000円を奪ったとしている。強姦については容疑を認めているが、強盗は「覚えていない」と否認している。
捜査1課によると、04年ごろに現場の遺留物のDNAなどから相馬容疑者を割り出し、指名手配して行方を追っていた。時効成立約1カ月前から捜査員を増員し、以前の職場がある京都市内で発見したという。【古関俊樹】
毎日新聞 2009年3月3日 12時52分