福岡市が、人工島の敷地を病院用地として購入する売買契約を先月27日に締結したことなどを受け、移転反対派の市民らが、国に起債許可を出さないよう求める“はがき作戦”をスタートさせた。
大型はがきには、「こども病院の人工島移転に反対です。取得のための起債を許可しないでください」。(1)現地建て替え費の増額問題(2)小児科・産科医や市民らの反対があること(3)新病院建設後の財政上の課題などが印刷されている。賛同者は80円切手を張って、鳩山邦夫総務相に郵送する。
市民団体・こども病院の人工島移転撤回を求める市民会議(羽田野節夫代表)は「多くの市民の参加を」と呼びかけている。問い合わせは事務局092・715・5251。【鈴木美穂】
〔福岡都市圏版〕
毎日新聞 2009年3月3日 地方版