18年間、我が家にいた猫のまるちゃん。
私が20代前半の時、今は亡き父がペットショップで
私に買ってくれた“アメリカショートヘアー”の猫ちゃんです。
前日に初代まるちゃん(雑種)が、除草剤を含んだ草を
食べたのが原因で亡くなり
ショックのあまり仕事を休み、
一日中布団の中でずっと泣いていた私。
見かねた父が
「よし! 今から可愛い猫を見に行こう。」
※ 父は特別に猫が好きではなかった。
と、ペットショップに行き見学だけかと思いきや、
沢山いた猫の中で、一匹のアメショーになぜか心うばわれ
我が家の一員になりました。
二代目まるちゃんのおかげで、本当に心が温かくなりました。
毎日、私が帰ってくる時間に玄関に来て待ってていました。
帰宅時間が変則的でも、今まで寝ていたのに帰ってくるのがわかり
お行儀よく前足を揃え待機していた、まるちゃんでした。
三年前の今日
死期を悟り、最後の挨拶を伝えるため
早朝、階下に私が起きてくるのを待ち、
か細い声で「ニャー」とないてから、息が絶えました。
1ヶ月前から衰弱しご飯も食べられず
排泄もままならない状態だったのに。
渾身の力を振り絞って、お別れの挨拶をしていきました。
作家の浅田〇郎氏の自叙伝的な本の内容に
同様なことが記述してありました。
浅田氏は、大の愛猫家で知られていますね。
氏曰く、「猫は人間より義理堅い。」
私はそこまで、、断言できないですが…。
今日は、まるちゃんの命日。
おくる立場って
人間やたとえ動物でも、何回やっても慣れないし辛いもの。。
父は、二代目まるちゃんを買ってくれてから
3ヶ月後に、かえらぬ人になりました。
不慮の事故が原因でなくなったのですが
数時間前まで一緒に食事をしていて
まさに青天の霹靂でした。
父の形見が「猫のまるちゃん」になろうとは、
予想だにしていなかったです。
まるちゃんは大往生で、天寿を全うしましたよ。
『 ありがとう。 』