【2009年03月04日04時55分 更新】


1.“地コミ税廃止”求め議案提出へ
 (03/03 06:11)

3月導入される宮崎市の地域コミュニティ税で、新たな動きです。宮崎市議会の一部の会派が、2日開会した3月定例議会に、地域コミュニティ税の導入を定めた条例の廃止を求めて、議案を提出する方針を固めたことが分かりました。議案を提出するのは、地域コミュニティ税に慎重な立場をとる、宮崎市議会の「市民みやざき」です。「市民みやざき」では、2月、宮崎市民を対象に、地域コミュニティ税に関するアンケート調査を実施。その結果、回答した1017人のうち、63.4%が反対、賛成は、わずか6.5%だったということです。このため、市民みやざきでは、「1年間の周知期間を経ても、地域コミュニティ税への理解は得られていない」と判断、2日開会した3月定例議会に、地域コミュニティ税の導入を定めた条例の廃止を求めて、議案を提出する方針を固めたということです。(「市民みやざき」・伊地知義友宮崎市議)「(宮崎市は)真剣みが足りない、アリバイづくりのための説明会と言われても仕方がない状況が浮かび上がっている、このような状況を見ますと『廃案』のことを考え進んでいかざるをえない」市民みやざきでは、他の会派に、賛同を呼びかけながら、今週にも、議員発議の形で議案を提出する考えです。


2.県課長「恐ろしくなって逃げた」と供述
 (03/03 06:11)

西臼杵教育事務所の課長が、ひき逃げの疑いで逮捕された事件です。この課長は、警察の取調べに対し、「気が動転して、おそろしくなって逃げた」と供述しているということです。逮捕されたのは、西臼杵教育事務所の教育推進課長、垣内正俊容疑者53歳です。警察の調べによりますと、垣内容疑者は、1日の朝、日向市内の交差点で、普通乗用車を運転中、軽乗用車と出合い頭に衝突し、運転していた29歳の女性に軽いけがをさせたまま、逃げた疑いです。警察の取調べに対し、垣内容疑者は、「事故を起こして、気が動転し、おそろしくなって逃げた」と供述しているということです。また、今回の不祥事について、県教育委員会の大重都志春委員長は、2日の県議会本会議で、陳謝しました。(県教委・大重都志春委員長)「皆様方にご迷惑とご心配をかけたことを改めて心からおわび申し上げます」県教育委員会では、2日朝、緊急の課長会を開き、職員の服務規律の徹底を呼びかけたということです。


3.アメリカで心臓移植 村山静香さん卒業
 (03/03 06:11)

3月になり、旅立ちの季節を迎えました。3年前、多くの人たちの協力を受け、アメリカで心臓移植手術を受けた、日南市の村山静香さんも、2日、地元の高校を笑顔で卒業しました。拘束型心筋症という、重い心臓病を患っていた、村山静香さん。平成17年8月、募金活動で集まった約8000万円をもとに、アメリカで心臓移植の手術を受け、成功しました。その後、元気になって地元日南市に戻ってきた静香さんは、日南学園の情報ビジネス科に入学。同級生より1年遅れての進学でしたが、2日晴れて、卒業を迎えました。(卒業式の様子)「村山静香さん」「はい」多くの思い出を胸に、166人の仲間と式に臨んだ静香さん。式では、藤原昭悟校長が、「将来の目標に向け、さらに努力してください」と、静香さんらにはなむけの言葉を贈りました。このあと、教室に戻った静香さんは、先生から卒業証書を受け取り、笑顔をみせていました。静香さんは、毎月1回の検査以外、学校を休んだ日はなく、仲間と学校生活を楽しんだということです。(村山静香さん)「先生や友達に恵まれて、充実した3年間をおくる事ができた。高校に行けることは当たり前ではなく、すごく幸せなことだと改めて思った。これからも一日一日を大切に生きたいと思う。」また、母親の直子さんは、静香さんが卒業証書を見せると、うれしさに涙ぐんでいました。(静香さんの母)「感無量です。よくがんばったと思います。有難うございます」「将来は、公務員になるのが夢」と話す静香さん、3月、宮崎市の専門学校に入学し、夢への新たな一歩を踏み出します。


4.裁判員制度を前に宮崎地裁に専用棟完成
 (03/03 06:11)

有権者が裁判に参加する、「裁判員制度」のスタートまで、3か月を切りました。その裁判員制度で使われる専用の建物が、宮崎地方裁判所に完成し、2日、報道陣に公開されました。「裁判員制度」は、殺人などの重大犯罪の刑事裁判で、有権者の中から選ばれた裁判員6人が、3人の裁判官と一緒に、被告が、有罪か無罪かを決めるもので、今年5月21日からスタートします。今年1月には、裁判員制度で使われる専用の建物が、宮崎地方裁判所に完成し、2日報道陣に公開されました。建物の総工費は6億2000万円、地上3階建てで、建物には、評議室や質問手続室などが備えられています。(粉川アナウンサーリポート)「新しくできた裁判員制度用の建物のこちらが、質問手続室です。最終的に6人の裁判員が選ばれるための審査が行われます」質問手続室は、裁判員候補者として、呼び出しを受けた50人から100人に対し、裁判長が面談を行う部屋です。面談では、裁判員を辞退する理由があるかや、公平な裁判ができない理由があるかなどを裁判長が質問し、最終的には、くじで、6人の裁判員と補充裁判員が決められます。(粉川アナウンサーリポート)「こちらが評議室です、法廷が公開されているのに対し、この部屋は非公開となっていて、裁判官とほかの裁判員のみで評議が進められます」そして実際に裁判が始まったとき、重要なポイントとなるのが「評議」です。評議は、この評議室で行われ、法廷での証拠調べなどをもとに、3人の裁判官と6人の裁判員が協議し、被告人が有罪か無罪か結論を導き出します。また、有罪の場合は、量刑も決めます。(粉川アナウンサーリポート)「イスに座ると、隣り同士の距離も近く、自由に意見が出しあえそうです」また、部屋には、ソファーや飲み物なども備えられていて、裁判員が、リラックスして協議できるような工夫もされています。(宮崎地裁・橋邉隆司事務局長)「裁判官が、法律などはわかりやすく説明するので、みなさんのご意見を、自由に活発に述べていただきたい」5月21日からスタートする「裁判員制度」。皆さんも裁判員として、この建物に入る日がくるかもしれません。


5.盗撮の行政書士を業務停止処分
 (03/03 06:11)

県は、事務所で、女性職員の下半身を撮影したとして、宮崎市の56歳の男性行政書士を、15日間の業務停止処分としたと発表しました。この行政書士は、机の脚の部分に小型カメラを設置し、4人の女性職員の下半身を撮影したもので、おととし10月に発覚しました。行政書士に対し、県が行政処分を行うのは、今回が初めてです。この行政書士は事実を認めていて、被害にあった4人の女性に、40万円ずつの慰謝料を支払っています。


6.コールセンター就職支援講座
 (03/03 06:11)

消費者からの問い合わせに対応する、コールセンターへの就職希望者を対象にした就職支援講座が、都城市で始まりました。これは、県の緊急雇用対策として行われているもので、2日は、14人が受講し、コミュニケーションのとり方や、発声方法などを学びました。雇用情勢が悪化する中、コールセンターからの求人は、安定的に確保できていて、今回の講座では、現在求人を行っている、コールセンターの会社説明会も行われます。この講座は、3月6日まで開かれ、宮崎市でも、同じ内容の講座が予定されています。


7.侍ジャパン強化試合
 (03/03 06:12)

宮崎で合宿を行ったWBC日本代表が、1日夜、巨人と強化試合を行い、日向市出身の青木選手も、スタメン出場しました。本番前、最後となる強化試合、日向市出身で、ヤクルトの青木宣親選手は、3番センターで先発出場しました。巨人に1点を先制されたあと、青木選手の第1打席、レフトフライに倒れます。試合は、このあと、レッドソックスの松坂投手など、両チームのピッチャーが好投し、1対1の同点のまま、延長戦に入ります。そして10回裏、日本代表の攻撃。1アウト1塁の場面で、青木選手は、送りバントを確実に決め、チャンスメイクします。侍ジャパンは、その後、相手のミスで、サヨナラ勝ち。最後の実戦練習を終え、いよいよ5日に、WBC東京ラウンドの初戦、中国との試合に臨みます。