2009-02-28 09:05:21

佑馬の話

テーマ:ブログ
佑馬(30歳男 仮名 バツ一 子供二人)という連れがいる。

アメリカに来てはじめて彼のような人種がいることを思い知らされた。

というのは、来る前はアメリカにはアメリカ人と外国人、2種類しかいないと思っていた。

たとえば、アメリカに先祖代々住んでいる日系アメリカ人と

私みたいに日本で生まれ育って、何らかの事情でアメリカに来た一世としての日本人。

彼のお母さんは日系2世でお父さんは一世だそうだ。

だから彼は自分では2.5世と名乗り、両親は日本で暮らしており、中学生くらいまでは日本で育った。

よって母国語は日本語だが、英語も達者である。


彼はアメリカと日本の2つの国籍を持っている、いわゆる2重国籍者。

何でも、詳しいことは知らないが、

日本政府が”2重国籍は認めない”と決める前に取ったからオッケーなのだそうだ。


とにかく彼のようなステータスの人間がいるということに少なからず驚き、

世界というものは限りなく分節化されていくものなのだ、

ということを改めて思い知ったわけである。



と、つまらない前置きはこれくらいにしておいて、

とにかく彼はいろいろなエピソードに事欠かない人間で、

よくもまあ、これだけのオモロイ話が次々と身の回りに巻き起こるものだわい、 と、

いつも感心している。

きっと奴の体内にはそういったオモロイものを引き寄せる磁力のようなものがあるに違いない。



今回はその中のうちのひとつ、


”ワールドメイト事件”。


と、ここから話を大いに盛り上げて生きたいところだが、

今、大根の煮物を作っている最中なので、

事細かに書いている時間があんまりない。

ので、あらすじだけ。



彼は当時、テンポラリーで観光バスや、空港からのシャトルバスの運転手をしていた。

彼は、ワシントン州内では、トラック、トレーラー、果ては車高10数メートルのダンプ

まで運転を許可されているライセンスを持っているのである。

そんな彼が観光バスのドライバーとしての臨時の仕事で

日本からの観光客の団体を乗せることになった。

”ワールドメイト”という宗教団体で約100名ばかり来たそうだ。

なんでも、山が好きな団体だそうで、観光バスをチャーターしてマウント・シャスタ

(ニューエイジでは結構有名な山で、カリフォルニアとオレゴンの州境に鎮座している)

に行くつもりがスケジュールが合わず、結局地元のマウント・レイニエ(タコマ富士)に変更したそうだ。

(そういう行き当たりばったりなところからして、何だかな、な団体だが、

お約束として、教祖の婦女子とのご乱交というのもバッチリあったそうだ)

そして佑馬はバスの運転手として山行きに同行したわけだが、

その”メイト”な連中は現場に着くなり、やおら”金塊”を取り出し、

山中にそいつを”奉納”したという。

その一部始終を目撃していた別のアメリカ人ドライバーがいて、

そんなおいしい話を見逃すような奴はアメリカ人として失格である。

”メイト”達をホテルに送り届けるやいなや、

とんぼ返りで山に戻り、

マンマとブツをチャッカリ、ポッケにナイナイしたそうである。



気になって”メイト”ちゃん達のことを調べてみた。


http://www.worldmate.or.jp/

ちなみにこの教祖センセ、お笑いがお好きなようで、

ご自分のギャグを恐れ多くも披露されていた。

たとえばこんな具合。

深見東州 ご教訓ギャグ

●あはれ僕のパンツ。ああはかない運命。

●何でもはいはいって言うから、はい筋が痛くて。

●深見先生「タピオカでもタピオカ?」

●淡白この世にとどまりて

●キスしたら、それ以上いかないチューと挫折因縁

●1日たった肉まんに、「かたくならないのか?」と聞くと、
 肉まんが「かたくなにかたくならないようにしているんだ」
 と答えた。



おい、東州

お笑いをなめんな


っていうか、ネタありがと。

お礼、言っとこ。

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