気象庁が2日発表した今冬(昨年12月―2月)の天候まとめによると、平均気温は全国で高く、東日本が戦後2番目、北日本が3番目の高温となった。日本の東の海上にある低気圧が弱く、西高東低の冬型の気圧配置になりにくかったため、記録的暖冬となった。
平均気温は北日本で平年より1.6度、東日本で1.5度高かった。北海道釧路市や長野県松本市など5地点で過去最高を更新したのをはじめ、全国154の観測地点の約4割に当たる61地点で過去1―3番目の高温を記録した。
雪や雨の日は少なく、降雪量は北日本で平年の78%、東日本で21%にとどまった。沖縄県の那覇市や名護市など4地点は平年の3割前後で、史上最少を塗り替えた。逆に晴れの日は多く、東日本の日本海側の日照時間が平年より32%長く戦後最長だった。
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