厚生労働省は27日、昨年10月から今年3月の間に職を失ったり、失う予定の非正規労働者数を発表した。失職者数は15万7806人と1月調査と比べ約26%増加。初回の11月調査と比べ5.2倍に膨らんだ。雇用不安は学生にも及び、今春に大学などを卒業予定の採用内定取り消し人数は1574人。1993年度の調査開始以来、最悪の水準となった。
契約を更新しない雇い止めや解雇などに踏み切る事業所は2316と1月調査と比べ約500事業所増えた。
職を失う非正規労働者の内訳をみると、派遣労働者が10万7375人で全体の68%を占めた。期間労働者を含む契約労働者は2万8877人(18.3%)、請負労働者は1万2988人(8.2%)だった。(08:47)