共産党に海外メディア取材殺到 党員増なぜ?資本主義大国の日本でなぜ共産党員が増えるのか―。海外メディアが共産党の党勢拡大に高い関心を示している。昨年1月以降、22の新聞、雑誌、テレビなどが取り上げたのに続き、3月も志位和夫委員長が日本外国特派員協会で講演、オーストラリアのテレビ局の取材も予定されるなど、同党広報部も驚くほどの注目ぶりだ。 韓国の全国紙「ハンギョレ」は2月20日、「青年共産党員急増の秘訣? 非正規雇用問題に食い込んだおかげ」との大見出しで、1ページ全面を使って記事を掲載した。党員増の原因として、新自由主義的な構造改革や規制緩和によって生じた格差や雇用問題に積極的に取り組んでいると指摘。小林多喜二の小説「蟹工船」が若者のブームになっていることも紹介した。 2月には英国のタイムズ紙やロイター通信のほか、米国やスウェーデンのメディアも取材。志位氏によると、党員増の理由だけでなく「派遣切り」など労働問題への関心が強い。「経済危機に端を発した資本主義の行き詰まりをどう考えるかという問い掛けもある」と歓迎する。 【共同通信】
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