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WBC:不況の影響で中継が難航

 第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の中継のための地上波テレビ局の契約条件が、第1回のときに比べ3分の1程度に大幅にダウンしたことから、WBCの中継が難航している。WBCの放映権を持つIBスポーツの関係者は2日、「地上波テレビ局3社を代表するKBSが最初に提示した条件を譲らないために、交渉がなかなか進展しない状況」と語った。

 KBSが示した条件は、東京で行われる第1ラウンドの放映権料70万ドル(約6800万円)と米国で行われる第2ラウンドの放映権料20万ドル(約1950万円)の計90万ドル(約8750万円)。この額は2006年の第1回大会の36%にすぎない。地上波3社は第1回大会の際、第1ラウンド、第2ラウンドが各75万ドル(約7300万円)、準決勝と決勝がそれぞれ50万ドル(約4850万円)の計250万ドル(約2億4300万ドル)で契約を結んだ。KBSの交渉実務者は「広告事情が非常に悪いため」と話した。

 一方IBスポーツは今回、地上波テレビ局に対し、放映権料として300万ドルを提示した。第1回大会の成功による放映権料の上昇分を上乗せしたと考えると、第1回大会とほぼ同じ水準、とIBスポーツは説明している。IBスポーツはネットを通じた無料中継も検討したが、天文学的なネットワーク費用がかかることから断念。代わりにインターネット中継サイトのMgoonを通じて一人3300ウォン(約200円)の有料サービスを行う。第1回大会で放映権を取得したケープルテレビのXportsは、3時間遅れで中継を行う予定だ。

高錫泰(コ・ソクテ)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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