西松建設が小沢代表の資金管理団体に多額の献金をした背景には、同社と故金丸信・元自民党副総裁の深い結び付きがあったとされる。
元役員の一人は「政界で、うちと最も関係が深いのは、経世会(自民党旧竹下派)と金丸先生だった」と話す。「竹下派七奉行」の中で、金丸元副総裁が特に重用したのは小沢代表だった。「東北・北関東では王様」(同社関係者)と呼ばれるほど小沢代表は建設業界に強く、西松建設は92年の金丸元副総裁の議員辞職後、結びつきを強めるようになったという。
毎日新聞 2009年3月3日 23時13分