2009年3月3日 18時37分更新
松江市と韓国のチンジュ(晋州)市との交流は、中学校の学習指導要領の解説書に「竹島」に関する記述が盛り込まれた後、中断し、ことし1月から再開の準備が進められていましたが、2日になって中断を求めるファックシミリがチンジュ市側から送られてきました。
これは松江市が3日会見を開き、明らかにしました。
それによりますと2日、チンジュ市側からファクシミリが届き、そこには、ことしの竹島の日の後、韓国の反日感情が沸騰しているため沈静化するまで交流を「保留」したいと書かれていました。
これを受けて松江市が確認をとったところ、交流事業について韓国の市民団体から抗議を受けるなど、反日感情が沈静化していない状態では交流の継続は困難だと説明を受けたということです。
松江市と韓国のチンジュ市は、平成11年に友好都市提携を結び、交流を続けていましたが「竹島」に関する記述が中学校の学習指導要領の解説書に盛り込まれたことで一時的に交流が中断していましたしかし、ことし1月、チンジュ市から交流を再開したいと連絡を受け、松江市では準備を進めていました。
この問題を受けて松江市では、ことし5月から予定していた職員の相互派遣を延期することを決めました。