(平成15年3月27日)
差出人:
奈良新聞社を刷新する会
突然書面を差し上げる非礼をお許しください。
今、奈良新聞社が異常な事態となっていることを知っていただくために、あえて告
発させていただきます。 この声は奈良新聞社の良識派を代表する多数の叫びだと思っ
て読んでくだされば幸いです。
あの阪神淡路大震災の折、義損金を横領した奈良新聞社前会長の西島謹二が今も、
我が社を外から操り、甘利社長ら幹部も西島前会長のいいなりになっています。 西島
は表面上は奈良新聞社と切れたことになっていますが、経営の苦しい我が社の窮状に
つけ込み、カネもクチも出す実質上のオーナーである状態がずっと続いているのです。
従って、毎日の紙面も西島のご機嫌取りのような記事が多くなっています。 当事者能
力のない甘利社長はカゲのオーナー西島の茶坊主に過ぎません。
「黒い交際」と書き続けている大和高田市の松田市長の記事はまさに西島に書かさ
れている典型的なものです。 私たち良心を持っている記者は、毎日、心と葛藤しなが
らペンを折らされ苦い思いです。 ザンゲをしたい気持ちでいっぱいですが、逆らうわ
けにもいかずズルズルと今日まで来てしまいました。
松田市長が次の選挙に出馬しな
いことを表明されたときほんとうに申し訳ないことをしたと思いました。 我々は己の
非力を恥じると同時に松田市長や誤ったメッセージを読まされた大和高田市民に心か
らお詫びを申しあげるものです。
奈良新聞がまるでストーカーのように毎日市長をたたき続けるのはなぜか。
松田市長が選挙で戦った相手の萬津力治と西島が親戚である、要するに西島は暴力
団の身内であり、「黒い交際」はむしろ奈良新聞だということになるのです。 もはや
奈良新聞はどこにでもあるブラックジャーナルと同じであり、県紙、オピニオンリー
ダーとしての役割は到底果たし得ていないということです。
他にも西島は意のままにならない人間に対して紙面を使って徹底的にたたき、その
被害者の人達は反論することも出来ずにペンの暴力の前にただ沈黙するばかりではな
いかと思うと申し訳なく思います。 甘利社長は口を開けば、「正義の味方」のようなことを言っていますが、西島に利用されているだけです。 我々はこんな社長にとても付いてゆくことは出来ません。
奈良県の政治をほんとうに良くしたいというならば「部落解放同盟の川口委員長に
ゆがめられている県政を正す」 「土建議員の多い奈良の風土をどうしたら変えられる
のか」 「松田市長が去ったあとの大和高田市は萬津父子に蹂躙されてしまうのではな
いか」 「高市代議士が二億円の豪邸を建てたそのカネの出所は?」 「他府県に比べて
魅力の乏しい柿本知事の四選を許していいのか」 等々ほんとうに県民が関心を持って
いる問題を取り上げるべきです。
我々がそれをやりたくても西島・甘利の体制では出来ないのです。 西島の気に入ら
ないことは書けないし、書いたらボツに成るだけ、全くヤル気が沸いてきません。 我々は腐った今の奈良新聞を解体し、真のオピニオンリーダーになり得る新生奈良
新聞を作りたいのです。
政治、行政、財界も一体になって奈良新聞社の建て直しに手を貸していただけない
でしょうか。 そうなれば奈良新聞を刷新しようとしている我々の仲間も一緒になって
働かせていただきます。 本来ならば、名前を書かねばならないところですが、我々にも家族があり生活をしていかなければ成りませんので、今は名前を公表することが出来ませんことをお許しください。
重ねて申しあげますが、西島・甘利体制では正当な記事は書くことが出来ません。
我々の苦渋をご理解していただき、ぜひお力をお貸しください。 お願いいたします。
|