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小沢代表、4日午前に自ら説明会見

2009.3.3 23:43
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 次期衆院選での政権交代を目指し、支持率が低迷する麻生内閣への攻勢を強めてきた民主党の小沢一郎代表が3日、公設第一秘書の違法献金容疑による逮捕で一転窮地に追い込まれた。小沢氏は4日午前、党緊急役員会に出席して対応を協議した後、記者会見して自ら事情を説明する。

 現段階で党内には擁護論が支配的だが、「けじめをつけて辞任すべきだ」(参院ベテラン)との声も上がっており、進退問題に発展する可能性もある。「政治とカネ」に関するスキャンダル発覚で選挙の“顔”がダメージを負ったのは間違いない。

 小沢氏は3日の党幹部会で「すべてきちんと処理している。まったく心配はない」と表明。これを受け党幹部らは「まったく問題ない。陰謀だ」(鳩山由紀夫幹事長)と擁護した。

 ただ党内からは「一刻も早く記者会見を開き、自ら事実をつまびらかにしてほしい」(渡辺周衆院議員)、「秘書が逮捕された以上辞任するしかない」(若手議員)と厳しい意見も出始めた。

 小沢氏は今年1月、盛岡市での会見でも献金問題に関し「(企業献金ではなく)政治団体からと思って受け取ったのだと思う。何の違法性もない」と強調。当面こうした主張を続けるとみられる。

 小沢氏の強気や党内の擁護論の背景には、西松建設側からの献金先に自民党の森喜朗元首相や二階俊博経済産業相らが含まれていることがある。

 このため民主党には「なぜ小沢代表側だけが強制捜査を受けるのか」(国対幹部)と、事件の推移を見定めるまで小沢氏の身の処し方は軽々に判断すべきでないとの意見が強い。


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