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橋下知事「WTC移転が崩れると、すべてが崩れる」

2009年2月24日

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 大阪府議会が24日開会し、橋下徹知事は総額3兆391億円の新年度一般会計当初予算案とともに、「大阪ワールドトレードセンタービルディング」(WTC)への府庁移転条例案、WTCの購入費約103億円を盛り込んだ補正予算案を提出した。府政運営方針演説では「大阪から時代を動かすことの象徴」と述べ、府庁移転に理解を求めた。

 橋下知事は演説で「国は大阪ベイエリアをアジアにおける一大物流拠点と位置づけてくれた。この動きのきっかけはWTCの庁舎移転」として、20日の金子国土交通相との会談成果を強調。府と大阪市の連携や関西空港支援などの課題を挙げ、「この一点(WTC移転)が崩れると、すべてが崩れる」と訴えた。

 条例案の成立には出席議員の3分の2の賛成が必要。意見が割れる与党の自民は賛成派の若手しか拍手をせず、野党民主のベテランからは「知事は間違ってる」のヤジが飛んだ。橋下知事は報道陣に「政党を超えた形で温かい空気と冷たい空気がない交ぜだった。極めて厳しい反応でした」と苦笑した。(春日芳晃)

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