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常滑市市民病院:2016年度の開院めど、新病院建設へ /愛知

 常滑市の片岡憲彦市長は2日開会した市議会の本会議で、懸案となっている市民病院問題について「2016年度の開院をめどに、常滑地区ニュータウン内に新病院を建設する」と述べた。100億円と見込まれる建設費の捻出(ねんしゅつ)が今後の課題になりそうだ。

 片岡市長は、08年10月に出された「新市民病院のあり方検討委員会」の答申に沿った形で、地域医療を確保するため新病院の建設を決めたと説明した。答申は市民アンケートの結果などを踏まえて、病床数は現在の市民病院から50床減らした250床を基本とし「ニュータウン内に新病院を建設する」としていた。

 現在の病院は築50年で老朽化が激しく、耐震性に問題を抱えている。経営も苦しく、09年度は一般会計から8億7700万円を投入し、うち3億5400万円を赤字補てんに充てる予定。

 一方、市財政は向こう5年間で約75億円の財源不足が見込まれており、行財政改革や事業の見直し、人件費の削減などを打ち出している。今後、新病院開院に向けたスケジュールを作る中で、建設コストの削減などを検討するという。

 一方、市民病院では08年9月から産婦人科医の不足で分娩(ぶんべん)を休止していたが、医師が確保できたため4月から再開する。【河部修志】

毎日新聞 2009年3月3日 地方版

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