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常勤医449人に減/来月見込み 県立病院

2009年03月03日

 県医療局は2日、県立病院の常勤医師数が、この4月から449人に減る見込みであることを明らかにした。

 この日の県議会一般質問で、田村均次・医療局長が答弁した。

 田村局長によると、県立病院の常勤医師数は04年度から減少。08年度は12月までに25人が退職し、さらに今後、十数人が退職の意向を示しているという。その結果、09年度初めには、03年度末に比べて86人少ない449人まで減少する見通しだという。

 08年度の退職者は、主に中央病院など大規模な病院の医師だが、中には医師数の少ない病院もあり、田村局長は「小さな病院は大学から医師を派遣してもらうのが難しく、影響は特に大きい」と危機感を示した。

 質問した県議は「計画案が示された11月以降も退職者が減っていない」と指摘。過重勤務による医師の減少を理由に策定した県立病院の新経営計画に対し、「計画の前提が無効になっている」「問題はもっと根深いのではないか」などと疑問を呈した。

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