東近江市の国立病院機構滋賀病院の医師確保と病院運営の充実を求め、地元の同市御園地区自治連合会(西村善市会長)の正副会長が3日、地域住民1万9460人の署名を持って東京都の国立病院機構本部に要望活動に出向く。
同病院は、かつて38人いた常勤医師が18人となり、診療科を減らしたり、24時間体制で患者を診察する「救急告示病院」の認定を返上するなどしてきた。地元住民は、病院が近くにありながら遠くの病院に行かざるを得ない場合もある。
このため、同自治連は昨年12月から署名集めを続けていた。署名は同病院を利用する市内全域に広まった。【斎藤和夫】
毎日新聞 2009年3月3日 地方版