アヴァンティ特集記事
| |
| →特集記事に戻る |
多様化するマネースタイル
人のライフスタイルは、その人の収入によく表れる。
女性の収入と、遣い方のスタイルを編集部がタイプ別に５つに分けてみました。さて、あなたはどのタイプ？
高収入の男性と結婚
目指せリッチな奥さま
今はいいけど、一生自分で生活費を稼ぐなんて考えられない。いつかは素敵な奥様になるのが人生の目標。医者と弁護士以外はオトコじゃない。月収の半分はエステやネイル、衣裳代につぎ込みひたすら自分磨き。合コンへの気合は人一倍、エビちゃんファッションで乗り込む。しかし、理想が高すぎてなかなか結婚しない人も多い。
人生好きなことしなきゃ！
収入にはこだわらない夢追い人
「仕事よりも、やりたいことがある」と常日頃から考えているドリーマー。やりたいことのためなら、寝る間も惜しんで活動にいそしむ。そのため定職には就かず、収入が低くても時間の融通がきくフリーな仕事を選ぶ傾向あり。生活費よりも、夢実現への貯蓄に比重が高い。
遣うとこには遣っちゃう！
ちゃっかりレディ
定職に就き、毎月の収入の一部をしっかり貯金。クーポン雑誌のチェックは欠かさず、昼ごはんも弁当持参というつつましさ。しかし好きな舞台を見るためだけに上京、年に一度の海外旅行、自分磨きのためのスクールに入学など、「コレ！」と思ったことには思い切りよくお金をつぎ込む。
バリバリ稼ぐわよ！
ガッポリワーキングウーマン
仕事をしている自分が一番好き。“バリバリのワーキングウーマン”が代名詞。もちろん、働いた分の報酬はきっちりいただく高所得層。毎月増える預金通帳の数字が、自分の価値と言っても過言じゃない。身につけるものは、派手じゃないけどブランド品。「私にはその価値があるから」と数年前の某CMのようなキャッチコピーが隠れテーマ。
貯金はないけど何とかなるよね…
お気楽女子
ふと通りかかった店でみつけたピアス。そんなに高くないし、買っちゃお！とついつい衝動買い。飲み会は断ったことがない。そんな日々が過ぎ、気付けば今月も破産寸前。「でもまぁ、何とかなるよね・・・」が口癖の、プラス思考女子。貯金は大の苦手。実家暮らし、ケータイ代を親が払っていることも。
問題は「格差」そのものより「不満」。
米ハーバード大学研究員 （日本経済新聞記者） 米山雄介さん |
いつの時代でも社会に「格差」はあります。それが「問題」になるのは格差そのものではなく、「不満」が広がっているのが原因です。１９９０年をピークとするバブルとその崩壊を経て、みんなが一緒に同じようにシアワセになるのは難しくなりました。その代わり、女性でも人生の選択の幅は広がっています。少子高齢化で働き手としての女性への期待もますます高まっています。まずはどんな自分になりたいのかを知ること。そのためにお金が必要であれば収入を得る方法は株式投資などを含めていろいろあります。「満足」とはいかなくても、いまの、そしてめざす将来の自分に「納得」していればだれも格差なんて問題にしなくなるのでは？某カード会社のＣＭコピーではないですが「ワタシの人生、プライスレス」といきたいものですね。
心の豊かさを求める女性たち。
電通九州 ソリューション本部 クロスメディア部 坂田朋子さん |
家にちょっとしたお花を買って帰る、季節ごとに友だちと旬な食べ物やイベントを楽しむ…など、単なる消費ではなく、「自分にとっての心地よさ」や「気の置けない人と共有する幸せ」をより大切にする女性が増えているのではないでしょうか。ショッピングひとつでも、ついつい「なにか特別に感じられるモノ」との出会いを探してしまう、そんな気持ちの充足感を求めているように思います。右のアンケートを見ると、収入に関わらずしっかり貯蓄もしているのが福岡女性のようですが、家賃が東京などに比べて安いなど土地柄も関係しているのでは？ 遣うも貯めるも人それぞれですが、将来をも見据えながら、今の自分が１２０％楽しい時間を過ごせるような、お金との付き合い方ができるといいですよね。
2006年06月30日 20:15 | TrackBack