佐賀・知的障害男性死亡問題 取り押さえた警察官のうち1人に対し付審判を行う決定
2007年、佐賀県で知的障害のある男性が警察官に取り押さえられ死亡した問題で、佐賀地裁は、警察官に対する刑事責任を問う遺族からの付審判請求について、警察官5人のうち、1人に対して審判を行う決定をした。
亡くなった男性の父・安永孝行さんは「ちょっと複雑な気持ちですね。5人に対して(付審判の決定が)出るだろうと思っていたから」と語った。
この問題は2007年9月、佐賀市で知的障害のある男性(当時25)が、自転車を蛇行運転し暴れたなどとして、5人の警察官に取り押さえられた直後に死亡した。
遺族の刑事告訴を受けた検察は、警察官を不起訴処分としたのに対し、遺族は、暴行はあったとして裁判を求める付審判を請求していたもの。
佐賀地裁は、警察官5人のうち1人に対して陵虐罪を適用して、付審判を開始することを決定した。
(03/03 13:09 サガテレビ)