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「承認されたのに入手できない」多発性骨髄腫患者団体がサリドマイドの患者負担軽減を要望

2009.3.2 20:09

 多発性骨髄腫の治療薬として昨年10月、医薬品「サリドマイド」の販売が46年ぶりに再開されたが、薬価が高すぎることなどから、多くの患者が入手できない事態になっているとして、「日本骨髄腫患者の会」が2日、厚生労働省に患者負担の軽減などを求める要望書を提出した。

 同会によると、国民健康保険を使い3割負担の場合でも、サリドマイドの薬代は1カ月に約5万9000円。製造販売が承認されるまで、メキシコやインドから個人輸入していた同薬は1万8000円程度だったという。

 サリドマイドは、過去に胎児へ重大な薬害をもたらした経緯がある。そのため、厚労省は製造販売を承認する条件に、メーカーの安全管理システムの実施を義務付けた。メーカーは薬の正しい知識を伝え、登録した施設や医師、患者にしか薬を販売できない仕組みになっている。

 このシステムにかかる費用や登録の遅れなどから、患者が薬を入手できない状況が発生しているという。個人輸入によりサリドマイドを利用してきた患者は約1000人いるが、いまだ登録患者数は95人(2月26日現在)にとどまっている。

 要望書では、補助金など患者の経済的負担軽減策の策定や、全患者が投薬を受けられるまでの、個人輸入の継続などを求めている。

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