佐賀放送局

2009年3月3日 19時29分更新

中間貯蔵誘致しないよう要求

使用済み核燃料の中間貯蔵施設の建設について玄海町の岸本英雄町長が町内での立地調査について電力会社から申し入れがあればしっかりと議論をした上で検討したいという考えを示したことからプルサーマルなどに反対している市民グループが3日町長と面会し施設を誘致しないよう要求文を手渡しました。
要求文を提出したのはプルサーマルなどに反対している玄海原発対策協議会で藤浦皓会長など4人が玄海町役場を訪れました。
そして岸本英雄町長に「使用済み核燃料の中間貯蔵施設を安易に誘致しないよう求める」という要求文を直接手渡しました。
グループはこの後およそ1時間にわたって町長と話し合い「使用済み核燃料の中間貯蔵施設誘致は結果的に最終処分場になる可能性が濃厚だ」などと抗議しました。
これに対し岸本町長は「中間貯蔵施設の誘致については九電と調整した経緯もないし土地を選定した事もない。
中間貯蔵施設については国の核燃料サイクルの中で近く議論をしなければならない時期にきている」と述べました。