小沢代表の第1秘書逮捕 西松建設から違法献金容疑

党本部を出る民主党の小沢代表(中央)=3日午後4時20分、東京・永田町
 準大手ゼネコン西松建設のOBが代表をしていた政治団体の違法献金問題で、東京地検特捜部は3日、同社の資金と知りながら多額の企業献金を違法に受け取っていた疑いが強まったとして、政治資金規正法違反容疑で、小沢一郎民主党代表の公設第1秘書で資金管理団体「陸山会」の会計責任者を務める大久保隆規容疑者を逮捕した。「陸山会」の家宅捜索も始めた。同容疑で西松建設幹部1人を逮捕、前社長の国沢幹雄容疑者も再逮捕した。
 政治団体を隠れみのにした政界工作の全容解明を進める。

 西松側の政治団体は「新政治問題研究会」(新政研)と「未来産業研究会」(未来研)で、ともに2006年に解散。

 04−06年分の政治資金収支報告書によると、小沢代表の資金管理団体「陸山会」は、新政研から1100万円、未来研から300万円の計1400万円の献金を受領。小沢氏が代表を務める政党支部「民主党岩手県第4区総支部」は新政研から700万円、未来研から300万円の計1000万円の献金を受け取っている。

 政治資金規正法は、政党か政党の政治資金団体以外への企業献金を禁止している。

 小沢代表はこれまで、自身の資金管理団体などへの献金について「(禁止されている企業献金ではなく)政治団体からと思って受け取ったのだと思うので何の違法性もない」と説明していた。
2009年03月03日火曜日

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