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朝からハイタッチ?! ○○不足の職場が急増中

上司とは1日10分未満の会話…

 景気悪化に加え、会社でも会話が少なく、どうにも暗い…。そんなコミュニケーション不足の職場が増えているようだ。

 組織改革コンサルティングを手がける「ソリューション」(本社・大阪)が今年5月に東京、愛知、大阪の3大都市圏の正社員600人を対象に行ったアンケート調査で「社内のコミュニケーションが足りていない」と答えた人が約58%に達したという。

 なにしろ、約43%の人が「1日平均10分未満しか上司と話をしていない」。また、「仕事上のコミュニケーションをする際にストレスを感じる」相手では「上司」が43%で1位、「経営者」が35.3%で2位だった。「部署内の同僚」も20.3%と高く、「顧客」に関しては17.2%。取引先より社内の方がストレス感じやすいようなのだ。

 「メールの普及で面と向かってコミュニケーションをする機会が減ったことが時代背景にあります。経営者と距離があり、経営ビジョンや行動指針などが社内に浸透していないこともコミュニケーションの妨げになる」と、ソリューションのCEO・小西正行氏は指摘する。

 社員数の少ない企業の方が、コミュニケーションをとりやすいと思われがちだが、ワンマン社長では1人で何でもこなすため、経営ビジョンなどが部下に浸透しにくいとも。

 「上司や先輩の話がバラバラで、悪口をいうような光景を見ると、若い社員は将来性のない会社だと思い、やる気をなくしてしまう。それは、大企業も含めて新卒社員の離職率が高いことに関係しているのです」

 小西氏自身も1995年に後輩らと3人で会社を設立。社員数、売り上げとも伸ばしたが、約5年で成長は頭打ちに。「社員が辞めてしまい、20〜30人から増えない。理由を考えると、仕事に関する意思の疎通が不足していたことに気づいたのです」(小西氏)

 経営ビジョンや行動指針などを一人一人が把握して、全社員が経営者感覚を持つことが必要だ。小西氏はそれに不可欠なコミュニケーション活性化のための習慣を実践した結果、社員数は100人以上にまで増えた。

 小西氏は、「コミュニケーションは会社の血流のようなもの。血液がなければ会社の成長はありえない」といい、コミュニケーション促進のためのプログラム(コミュニケーションブリッジ・マネジメント=CBM)の提供もはじめた。

 社内の血液になれず、体外に“排出”されぬよう、張り切っていきましょう!!

【社内コミュニケーション活性化5カ条】

 (1)必ずあいさつをする

 (2)朝のあいさつでは、部署内の全員と握手かハイタッチ

 (3)全員で毎朝オフィスを掃除し、コミュニケーションの促進とオフィスへの帰属意識を高める

 (4)毎朝朝礼で企業理念唱和や、問題点の話し合いを

 (5)“Thank youカード”で感謝を伝える

ZAKZAK 2008/08/26

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