三菱自動車工業の部品を製造する企業が多数ある総社市では、地元企業を支援しようと市民や総社市に本社を置く法人を対象に先着200台に限り1台につき10万円の補助金を支給することにしました。申請受付場所となった総社市役所には、業務開始の午前8時半から契約書などの必要書類を手にした市民などの列ができていました。申請期間は、今日から8月末までの半年間ですが、すでに3月1日現在で113台の契約が済んでいおり、初日は97件の申請がありました。
ボランティア活動を始めたのは、総社市内で自動車部品などを製造する協同組合ウイングバレイ加盟の13社です。今日は、総社市立総社小学校など公共施設8箇所で遊具の塗装や改善修理を行いました。このボランティア活動は、総社市が地元の企業を支援しようと三菱車製の新車を購入すれば助成金を交付する取り組みを始めたことに対し、ウイングバレイ加盟の企業が感謝の気持ちを込めて始めました。総社小学校には、総社市内の企業3社から12人が参加し、塗装がはげた遊具にローラーや刷毛でペンキを塗り地元へ恩返しをしていました。このボランティア活動は、9日にも市内の公園などで行われるほか、30日には、高梁川河川敷で300人ほどが参加して清掃活動をすることにしています。
きょう上程されたのは、一般会計は230億7000万円の平成21年度当初予算案などです。片岡聡一市長は、「景気対策と身近再生」をテーマとして取り組んでいく決意を提案理由の中で話しました。当初予算案には阿曽地区と昭和地区でのコミュニティーバス試験運行費や夜間緊急救急体制の整備費などが盛り込まれています。総社市議会は、きょうから18日までの17日間の日程で行われ、一般質問は今週5日(木)からとなっています。
現在は、天満屋女子陸上部コーチを勤める山口衛里さんは、倉敷消防署の小畑始署長から一日消防署長に任命されました。一日消防署長は、3月1日から7日までの春の火災予防運動に合わせて毎年、行われているものです。山口一日消防署長は、さっそく、消防職員を前に「安全で安心して暮らせる町として市民を守っていただくためにも安全第一で健康に気をつけて業務にあたってください」と訓示しました。このあと、防災センターで関東大震災と同じ震度6強の地震の揺れを体験したり、平成23年6月1日から設置することが義務づけられている住宅用の火災警報機の感知状況を体験したり、50メートルのはしご車に搭乗するなど消防署の仕事の一部を見て回りました。さらに、指令センターを見学したり、消防写生大会の入賞者表彰式に出席して一日消防署長を終えました。
倉敷中央高校の卒業式には、体育館に普通科、家政科、看護科、福祉科、それに5年一貫教育の専攻科の卒業生合わせて341人が出席しました。式では赤木 知香さんなど、それぞれの学科の代表生徒に古川 英巳校長から卒業証書が手渡されました。そして、「生涯にわたって社会に貢献できる人であってほしい」とはなむけの言葉を贈りました。これを受け卒業生代表の答辞では西川 美穂さんと歳森 千明さんがそれぞれ学校生活や看護の実習現場で築いた友情の大切さなどを話し、友人や恩師、保護者への感謝の言葉を話しました。卒業生はほとんどが大学や専門学校に進学するということです。また、すでに看護師の資格を取得している専攻科の卒業生は春から地元の医療機関などで看護師として一歩を踏み出すことになります。
全国第3位の生産量を誇る倉敷市船穂町のスイートピーは、倉敷ブランドに認定されている花です。特に「門出」の花言葉を持つことから卒業や入学のお祝いの花として人気を集めています。地中海沿岸が原産地のスイートピーは、マメ科の植物で「カオリエンドウ」の別名をもつように甘い香りが特徴で、さらに、花の色の種類も80種類とさまざまな色があるのも魅力のひとつです。門出の花スイートピーの出荷は4月10日まで行われます。