2009年3月3日14時43分
障害者団体向けの割引制度を悪用し、巨額の郵便料金の支払いを免れた郵便法違反容疑事件で、大阪地検特捜部に逮捕された広告会社「新生企業」(現・伸正、大阪市西区)社長の宇田敏代容疑者(53)が、「仕事でストレスがたまり、覚せい剤を日常的に使っていた」と供述していることが関係者への取材でわかった。大阪府警が尿検査をするなどして調べている。
関係者によると、宇田社長は特捜部の調べに対し、「以前から覚せい剤を購入し、仕事で疲れた時など1〜2週間ごとに打っていた」などと供述。2月26日に大阪市北区の自宅マンションの捜索を受けた際、周辺の路上で見つかった注射器56本についても、覚せい剤を注入するために持っていたもので、捜索直前に38階の自室付近から投げ捨てたことを認めているという。