3月末に閉鎖する長野市若里の「ながの社会保険センター」の建物で、同市権堂町の中沢産婦人科病院が10月にも産婦人科診療所を開設する。同センターを所有する独立行政法人が1月に行った一般競争入札で、中沢産婦人科病院が建物と土地を落札した。同センターに近い長野赤十字病院で産婦人科医としてともに勤務する、中沢弘行院長(80)の長男夫婦が同診療所に移る。
中沢院長は「長野赤十字とは、診療所の医師が手伝うなど連携したい」としており、長野赤十字の清沢研道院長も医師の補充を進めるとしつつ「診療所が分院のようになってもらえれば医師5人でも困ることはないと思う」と話している。