2009年 3月 2日 総社市の三菱車購入助成金受け付け開始 △▼ 三菱自動車の新車購入で総社市が１０万円支給です。２日から総社市で購入助成金の受け付けが始まり、申し込みを行う人が長い列を作りました。これは総社市が緊急経済対策の一環で行ったもので窓口には片岡市長自らが立ち、申し込みに訪れた人の必要書類を確認していきました。助成金は２日から半年間に三菱自動車の新車を購入した、市民と市内に本社のある法人が対象で、先着２００台を限度に１台あたり１０万円を支給するというものです。初日は、９７件の申請がありました。総社市には三菱自動車の関連企業が数多くあり、それらの企業の税金は市の税収の約１割を占めています。市では助成金の支給で消費を刺激し、市内の雇用安定を図りたいとしています。 岡山市政令市移行を前に中区プレオープン ▲▼ 岡山市の政令市移行で誕生する４つの区のうち、唯一区役所を新設する中区では、来月１日の移行を前に２日から一足早く一部の窓口業務を始めました。これは新設される区役所のＰＲと混雑緩和を目的に始めたもので、業務開始を前に岡山市の高谷市長が職員に対し、「市民が政令市になって良かったと思えるようサービスを行ってください」と激励しました。そして、午前８時半の業務開始と共に早速、市民が窓口へと向かっていました。前倒しする窓口業務は住民票など証明書の交付や住民異動届けなどで、政令市移行によって区役所でも可能となるパスポートの交付や婚姻届の提出などは来月１日からです。 手錠かけられたまま男が逃走し逮捕 ▲▼ ２日午前、軽乗用車で信号無視をしたとして現行犯で手錠をかけられた男が白バイ隊員に暴行し逃走しました。男は約１時間半後、傷害などの疑いで緊急逮捕されました。２日午前８時過ぎ、岡山市原尾島の交差点で、信号無視をした軽乗用車を白バイ隊員が発見し運転していた男を現行犯逮捕しようと片手に手錠をかけたところ男は隊員に暴行を加え、そのまま逃走しました。警察が男の行方を追っていたところ１時間半後、現場から約８キロ離れた岡山市浦安西町のコンビニの駐車場で男を発見、傷害などの疑いで緊急逮捕しました。逮捕されたのは岡山市福富西の会社員、秋山祥ニ容疑者です。警察の調べに対し、秋山容疑者は「手錠をかけられ恐くなって逃げた」と供述しているということです。 犬島貝塚　西日本最古の遺跡か ▲▼ 岡山市の犬島にある遺跡、犬島貝塚は、大学のプロジェクトチームが現地調査した結果、西日本最古の遺跡の可能性があることがわかりました。これは犬島貝塚を調査した北海道大学のプロジェクトチームが明らかにしたもので、貝塚から１万年以上前のものとみられる土器の破片が見つかったということです。犬島貝塚はシジミの年代分析などから９８００年から９６００年前のもとのみられていましたが、今回見つかった土器と貝塚の年代が一致すると、約１万年前とみられる香川県の豊島の礼田崎遺跡より古く、西日本最古の可能性があるということです。犬島貝塚は地球温暖化で海面が上昇し、瀬戸内海が誕生した過程を知る遺跡として注目されていてチームでは今月２２日からさらに現地調査を行うことにしています。 岡山市が新たに臨時職員雇用へ ▲▼ 厳しい雇用情勢が続く中、岡山市は、来年度の補正予算を組み、臨時職員を採用する１６の事業を新たに実施することを決めました。これは２日の緊急経済・雇用対策本部の２回目の会合で決まったものです。追加の緊急雇用創出案は、防災マップの作成支援やゴミステーションの夜間巡回、電柱などの貼り紙撤去など１６事業です。雇用人数や事業費についてはまだ明らかにされていません。事業費は来年度の補正予算案に計上されますが、緊急の景気対策に伴う国の交付金で全額まかないます。岡山市は、事業費を含む補正予算案を開会中の２月定例市議会に追加提案することにしています。 善通寺西高校　最後の卒業式 ▲▼ 香川県の県立高校の再編に伴って６０年余りの歴史に幕を下ろすことになった善通寺西高校で２日、最後の卒業式が行われました。最後の卒業式には、３つの学科の８２人の卒業生が出席しデザイン科の大池芽衣さんら代表者３人に卒業証書が手渡されました。式にはＯＢら約２００人も出席し、最後の旅立ちを、万感の思いで見守りました。善通寺西高校は、１９４８年に開校し６１年間で、約６０００人が巣立ちました。県立高校の再編に伴いおととし、デザイン科だけが、善通寺第一高校に統合されていました。卒業式の後、ＯＢと卒業生は中庭で記念碑の除幕を行い、静かに学校の歴史にピリオドを打ちました。 勝山のおひなまつり ▲▽ おひな様が古い町並みを彩ります。おひな様を家の中や店先に飾る勝山のおひなまつりが真庭市の町並み保存地区で行われ、大勢の人でにぎわっています。勝山町並み保存地区には１６０軒を超える町家があり、軒先や家の中にその家に代々伝わるおひな様や地域の人たちが作った創作びななど約４００点が飾られています。このうち勝山の旧家、辻家の奥座敷に飾られたこのおひな様は大正４年、辻家４代目の長女が生まれた際に初びなとして京都の人形師が作った由緒あるものです。また通りには地元のお年寄りがどんぐりなどを使って作った創作びなも飾られ、訪れた人たちの目を楽しませています。この勝山のおひなまつりは真庭市の勝山町並み保存地区で４日まで行われています。