2009年3月2日 20時0分更新
大阪の加工米販売会社、「三笠フーズ」によるコメの不正転売事件で、冬木三男社長ら3人が農薬に汚染されたもち米を山形県の食品会社に食用として販売したとして再逮捕されました。
再逮捕されたのは「三笠フーズ」の社長の冬木三男容疑者(73)や関連会社の元課長の宮崎雄三
容疑者(49)ら3人です。
警察の調べによりますと、冬木社長らは基準を超える農薬が検出された中国産のもち米を混ぜた100トンのもち米を、福岡県筑前町の九州工場から食用と偽って山形県の食品会社に販売した不正競争防止法違反の疑いが持たれています。
警察によりますと、3人はいずれも容疑を認めているということです。
もち米の仕入れ価格は1キロあたり、5円から9円でしたが、山形県の食品会社に販売した際には105円程度となっていたということで、警察は冬木社長らが前回の逮捕容疑となったベトナム産のコメだけでなく、もち米についても不正転売によって多額の利益を得ていたとみて詐欺罪の適用も視野に捜査を継続することにしています。