ローソンと、業務用スーパーを展開する神戸物産は2日、弁当や総菜類の店内調理を手がける共同出資会社を設立すると発表した。神戸物産は原材料の調達や食材加工に強みを持つ。コンビニエンスストアでは、一般的ではない店内調理の「できたて弁当」の事業化を目指す。
名称は「神戸ほっとデリ(仮称)」で資本金は1億円。ローソンと神戸物産が50%ずつ出資する。社長には神戸物産の沼田昭二会長兼社長が就任する。
ローソンではフライドチキンやフライドポテトなどを店内で調理して販売しているが、弁当の店内調理はコスト面の問題などもあり、手がけていない。ただ鮮度の高い食品への需要が高まっており、新会社では弁当や総菜類の新たな商品の開発や店内調理の効率的な運営方法などを探る。(22:45)