民主:党所属国会議員は定額給付金受けず 地方は自主判断

2009年2月24日 20時45分

 民主党は24日の常任幹事会で、総額2兆円の定額給付金について「党所属の衆参国会議員は受け取らない」との方針を申し合わせた。地方議員の受け取りや議会での賛否については「党本部の方針には縛られない」と確認。近く都道府県連などに文書で通知する。

 給付金を巡って全国各地の地方議会は支給に必要な関連条例の審議を抱えており、党本部に対し、早期の基準明示を求める声が寄せられていた。

 国会議員が「受け取らない」としたのは、08年度第2次補正予算案や関連法案に反対してきた経緯を踏まえた。地方議会では、民主党系議員が多数を占める場合、条例採決反対で住民への支給が滞り、党への批判を招きかねない事態を考慮した。【佐藤丈一】

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