２４年の歳月を経て、かつての“ＤＶ男”と復縁した石原真理子（クリックで拡大）

　歌手、玉置浩二（５０）と復縁入籍した女優の石原真理子（４５）が２００６年に出版した自伝「ふぞろいな秘密」（双葉社）に意外な注目が集まっている。

　著書では、玉置との不倫関係当時に受けたＤＶについて大きくページがさかれ、１９８６年２月には蹴られた石原が腰椎骨折で、救急車を呼びベランダから担架で運ばれた様子まで書かれていた。このほか、石原の有名人との恋愛遍歴が実名を交えて暴露されていたことから、発売当時は芸能界を巻き込んで物議を醸した。

　すでに絶版になっているが、２５日朝に２人の復縁が発覚、午後には結婚が明らかになると、インターネット書店のアマゾンでは在庫の売れ行きが、３００位台から一気に４０位台へ急上昇。ヤフーオークションでは、一時、定価の１２６０円の倍以上で取引される場面もあった。

　出版関係者は、「５０万部近く売れたが、版元にはほとんど在庫がない状態。増刷しないのか、という女性客からの問い合わせもあるが、新たに石原さんと契約を結ぶ必要があり、すぐには難しい」と話している。

　今ごろになって、売れている理由について、都内の有力書店主は「ＤＶを受けながら、２４年の時を経て復縁した石原の理解しづらい心情を知りたい気持ちがあるようだ」とみている。

　女性週刊誌のデスクは「石原復縁に同世代が、どう反応するかを注視している。週をまたいで関心が続くようなら、一般女性の“復縁特集”を組んでもいいかな。でも、３月１日に飯島愛さんのお別れ会があるから、すぐに興味はそちらに移るのでは」とオンナ心に思いをめぐらしていた。