2009年3月2日20時22分
国土地理院は2日、紀伊半島地域にある3031カ所の三角点を全地球測位システム(GPS)のデータを基に再計算したと公表した。4月以降の地形図に新たな標高値を反映していく。三重県の大台ケ原山は1694.94センチから1695.06センチへ12センチ高くなるという。
紀伊半島地域の三角点は1907(明治40)年ごろに測定されており、改定は1世紀ぶり。東南海地震などで地殻変動があった点などを考慮し再測定した。最も改定幅が大きかったのは三重県鈴鹿市三日市のマイナス71センチだった。
地理院は07年度に北海道の再測定を実施した。今後も順次改定を進める。