タケルンバ卿日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2006-09-22 どう考えても割に合わない

セクハラで2000万ドルの損害賠償請求

ニューヨークの「MEGU」で働いていた元女性従業員が提訴。その額2000万ドルなり。

……2000万ドル!?

その内訳は、セクハラ損害賠償が1000万ドル。報復分が1000万ドルとのこと。日本だと現実に受けた損害分とか、現状復帰に要する費用くらいしか損害賠償請求できないが、アメリカだと懲罰的な額まで請求できるのよね。

しかしここまで高いとどうなのかね。バランス的におかしいような。セクハラトラウマで同じような仕事ができなくなった。OK、それは理解できる。働けない精神状態になった以上、今後の生活費の面倒をみてくれ。それもまだわかる。しかしその額が2000万ドルというのは理解できん。不当に高い。高すぎる。

昨年春から今年春までセクハラを受けてた。2000万ドルもの精神的被害を被ったのに、何でここまで放っておいたのかね。そりゃセクハラをしたヤツが全面的に悪いし、罰して構わんが、1年間放置して、会社を辞めて、今頃訴えだす側の放置責任はどうなんだろう。不作為に問われる面があるんじゃなかろうか。

しかも今回は肉体に直接触るなどの行為も含まれており、性的暴行も含まれるそうな。発生した内容と請求額、そして被害女性がこれまでにとってきた対応のバランスがあまりにとれていない。2000万ドルという額があまりにも不釣合い。

これですんなり女性側の請求が通るようだと、逆性差別になりゃせんかね。もの凄く心配な話。ただ繰り返すが、セクハラするヤツが悪い。2000万ドルは高すぎるが、いい思いをした対価は払うべき。高くつきそうですな。

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