March 01, 2009

全日本プロレス後楽園ホール大会

今日は視察という形で、全日本プロレスの後楽園ホール大会に行った。

私にとってのメインは西村VS高岩のNKPWA選手権。
チャンピオンの西村選手から
「タイトルマッチやっていいですか?」と打診されたのは
たしか先々週あたり。

私はNKPWAのタイトル運営委員会の役員として
「王座が動いた場合にも新王者が韓国の興行に
こちらが出せるギャラの範囲内で来てくれる
という約束が取れるのならいい」
と条件付きのOKを出した。

王座が高岩選手に移動した場合、
高岩選手が韓国での興行に来てくれないとなると
これは大きな問題が発生する。
また「いってもいいですけど1試合30,000ドルですよ」
というのも困る。

諸条件がクリアされてタイトル戦の実現となった。

両国国歌吹奏や二ヶ国語でのタイトルマッチ宣言。
実にいい雰囲気だった。

西村選手がニードロップ着地直後、膝をいため
それまでのペースとバランスのとれぬ早い終わり方
をしたのは残念だったが、実にいい雰囲気の試合ではあった。

そこで感じたのは西村修には60分3本勝負がいいんだなということ。

控室で渕さんにその話をすると「今のファンはな…俺たちはそういうの
好きだけどさ」とのこと。

小佐野氏にもその話をすると「いまの日本のファンは長い試合駄目なんだよね。
丸藤とKENTAなんか時間切れの試合で、
5分ごとに展開を変えて飽きさせない試合を、
まったく見事にやったんだけど、
そんな素晴らしい試合でも今のファンは長すぎるという反応だった」
という。

いまの時代、クラシック音楽が好きな人はごく少数なんだろうか。

そんな中でもあえて時代に逆らい続ける西村なら私は西村を
バックアップして60分3本勝負をやらせたい。
受けるかどうか、これは難しい。

対戦相手は職人系レスラーじゃないと難しい。
そういった意味で頭に浮かぶのは
英国人レスラーのロビー・ブルックサイド。

ただキャッチに慣れているブルックサイドは
ラウンド制のほうがいいかも。

いや、60分3本が見てみたい。

西村VS高岩の60分3本もいいかもしれないが、
高岩はジュニアでやったほうがいいように思う。

今日見た選手の中で一番凄いと思ったのは
ダントツで浜亮太。あれは凄い。
10月にデビューしたばかりなのになんで
あんなにプロレスが出来るんだ?

デビュー半年?いや4ヶ月であそこまでやれるのは
まさに超天才としかいいようがない。
私はこれまで多くの選手の成長を見てきたが
そういった意味で考えると過去にそこまで速く
プロレスを覚えたのはジャンボ鶴田さんや
浅井選手(Uドラゴン)ぐらいのものだろうと思う。

こういったことを書くと反感、そして大ヒンシュクと
なるかもしれないが、デビュー4ヶ月の浜亮太は
デビュー4ヶ月目の天龍さんや長州力をも上回っていると思う。

浜亮太、諏訪魔、KAI、大和ヒロシ…
全日本の若手選手たちは粒揃い。実に素晴らしい。



jimmysuzukiusa at 17:58 │Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!

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