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[オピニオン]後回し病
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MARCH 02, 2009 06:39
勉強しようと机の前に座る。本を開いた瞬間、友人からの電子メールに返事をしなければならないと考える。コンピューターをつけて、返事を送った後、また本を手に取った瞬間、机の上が散らかっているのが気になる。机の上を整理するついでに、部屋まできれいに掃除する。体を動かしたので、汗をかき、のども渇く。水を飲んだら、トイレに行きたい。いつの間にか、時間がずいぶん経った。もう明日にしようと、ベッドに横になる。こんな経験は誰にもあるだろう。

◆ダボスフォーラムによって、09年の次世代リーダーに選ばれたKAISTの鄭在勝(チョン・ジェスン)教授は、東亜(トンア)日報が隔週で発行する東亜ビジネスレビュー(DBR)28号(3月1日付)で、このように重要な事をいつも先に延ばす「後回し病」を現代人の社会的障害と指摘した。カナダ・ウィンザー大学のフクシア・シロイス心理学教授が実施したアンケート調査によると、回答者の40%が、すべき事を先送りにする習慣のために財政的損失を被り、健康状態も悪くなり、適時に事を処理する人よりもストレスが多かった。

◆遠くに例を探すまでもない。私たちの周囲にも、税金やマンションの管理費を後で払うと言って、期限が過ぎ、延滞料を払う人が少なくない。元日に禁煙やダイエット決心しても、1週間ももたないのが日常茶飯事で、学生がレポートの提出に遅れて評価点が減点されることも珍しくない。金がなくても家をまず買って、後で価値が上がればその差額でローンを返すという考えが、グローバル経済危機を生んだ「サブプライム」の原因になった。

◆「後回し病」にかからないようにするには、実現可能な目標を立てて、期限内に終わらせる習慣をつけることだと専門家たちは助言する。仕事が早い点では記者も後れを取らないが、これは普段から期限内にする訓練をしてきたからだ。「記者が1日にすることを公務員は1週間でし、教授は1ヵ月でする」という言葉もある。「7つの習慣―成功には原則があった!」の著者であるスティーブン・コヴィー博士も、成功するには「緊急ではないが重要なこと」からするように忠告する。ドストエフスキーは、「今日歩かなければ、明日走らなければならない」と言った。

鄭星姫(チョン・ソンヒ)論説委員 shchung@donga.com

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