エサに配合　肉質比較

　【読谷】沖縄ハム総合食品（オキハム）は２８日、シークヮーサーの搾りかすと食品の残りかすを配合したエサで飼育したリサイクル養豚で、「シークヮーサーポーク」を開発したと発表した。同日、読谷村の同社に関係者を招いて試食会を行った。

　同社は（１）配合飼料を与えた豚（２）食品の残りかすとシークヮーサーを混ぜたエサの豚（３）食品の残りかすとシークヮーサーに糖みつを混ぜたエサの豚を各２頭ずつ、計６頭育てて肉質を比較してきた。

　長濱徳松会長は「シークヮーサーを与えたことで豚舎のにおいがほとんどなく、豚肉臭さの少ない肉ができた。三枚肉は赤身の色が鮮やかで赤肉と脂肪のバランスがよい。良い結果が出た」と報告した。

　同社は、シークヮーサーをどの程度、どう与えるかなどのテストを繰り返し、夏ごろまでには養豚の実施に移したい考えだ。また、シークヮーサーポークとして商標登録を申請している。