Print this Post Article Lists Back

田議員襲撃:「眼球をくりぬいてやる」と10分間暴行(上)

 与党ハンナラ党の田麗玉(チョン・ヨオク)国会議員(49)が27日、民主化実践家族運動協議会(民家協)のメンバーに集団暴行を受け、重傷を負った事件について、田議員とハンナラ党は「民主主義の根幹を揺るがす、憲政機関に対するテロだ」と非難した。

◆田議員サイド、「計画的テロ」と主張

 田議員側は同日夜、議員が推進する立法活動に対し、民主化運動精神継承国民連帯、民家協などの団体が前日から脅迫を行っていたとし、「偶発的で感情的な暴行ではなく、組織的で計画されたテロだ」と主張した。

 田議員側によれば、26日に議員会館を訪れた人物は、田議員が推進する民主化運動補償法改正案が可決されれば、ただでは済まないと脅迫して帰ったという。また、26日に議員会館、27日に地域事務所をそれぞれ訪れた人物の一人は、「改正案を撤回しなければ、田議員を殺す」と脅迫したとされる。

 田議員側は「国会本庁の陳情室窓口周辺で5-10分にわたりつかまり、脅迫と暴行を受けた。頭髪をつかまれ、素手やひじなどで目の周りなど顔を襲われた」と主張。暴行に及んだグループからは「XXX(卑語)は殺してやる」「眼球をくりぬいてやる」などというひどい暴言と脅迫があったという。

 事件が起きた時間帯は、国会が争点法案をめぐる与野党の衝突で入館規制が敷かれていた。国会警備員が本庁反対側の中央玄関周辺に全員配置され、田議員の事件が起きた陳情人出口周辺は警備が手薄だったという。

権大烈(クォン・デヨル)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

このページのトップに戻る