B_Otaku のクルマ日記

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2007/4/28 (Sat) 久々のBMW3シリーズ

そういえば、このサイトでは最近BMW3シリーズについての話題が途絶えていたのを思い出した。 きっかけは近頃友人や知人関係で3シリーズ、それもワゴンボディのツーリングを買いたいとか買ったという話題が複数例あったことで、それならとディーラーで3シリーズツーリングを見てきた。



改めて良く見ると、写真では判り難いがボディサイドの独特のプレスラインが斬新で、実にカッコが良く見える。さらにはサルーンに比べて長手方向に距離があるので、このラインが特に強調されて独特な雰囲気をもたらしている。



ショールムにあった展示車は320iツーリングの標準グレードだから価格は437万円。内装は決して豪華ではない、というよりも質素だから人によっては4百数十万円も出して、なんじゃこれゃ!という結果になる。 しかし、久々に320iの標準グレードの内装に触れると、こそはBMW独特の世界だから、この味が好きな人には標準グレードでも十分に満足できるだろう。もちろん予算があれば36.5万円高のHi−Lineパッケージでレザーシートに浸るか、 42万円高のM−Sportパッケージでスポーティな室内と外観に満足するかの選択もある。しかし、ハッキリ言ってM−Spの17インチタイヤとハードサスは4気筒自然吸気2ℓの320iには見かけ意外はメリットが無いどころか、デメリットが多いと思うのだが。

この320iツーリングにはリセールバリューが非常に良いという大きなメリットもある。特に残価設定バリューローンでは5年後の残価が45%だそうで、これは同じ320iでもサルーンの場合が30%程度なのとは大きく異なる点だ。 このバリューローンは少ない資金で購入できるメリットがあるので、最近はかなり使われているという噂を聞いた。その後の情報では、なんと3シリーズの新車販売は70%以上がバリューローンを使用しており、現金で買う例は極めて稀だとか。 高価なクルマのローンを組んだり、残価分は5年後の精算とするなどで購入するためには、それなりの社会的信用と安定した収入が必要になる。 3シリーズのオーナーはファミリーカーとしての需要が多いから、法人ではなく個人オーナーが多いそうで、そうなると街に溢れる3シリーズのオーナーは東証一部上場企業の中間管理職、すなわち最近の 新格差社会における中流層ということになる。 なるほど、だから3シリーズというのはネットのアチコチで誹謗中傷の的となっているのだと納得する。実はクルマを妬んでいるのは表向きで、世間一般の勝ち組に対する妬みと、 格差社会に対する不満だったようだ。

話題が逸れてしまったが、新中流層からみた理想的ファミリーカーでもある320iツーリングの乗り味を是非とも試してみたくなった。 試乗車も支店の持ち回りではあるが用意されているので、近いうちに試乗してみたいと思っている。


 

2007/4/22 (Sun) 久々の正攻法?

今年の始めからは従来の路線を外れて性能よりも何か違うものを求めてみたり、褒めゴロ試乗記と題して、マトモに評価したらボロボロになりそうな車種の良いところを探しては褒めまくったりと、少し王道を外れてしまっていた。 そこで、今日は久々の正攻法で攻めることにした。 と、言っても、目ん玉が飛び出そうに高価でもなく、首がもげそうになったり、バックレストが壊れるんじゃないかと思う程の加速をするわけでもないが、 一般的なマニア(しかも若い)がチョっと貯金に励めば決して夢ではない価格帯での定番モデルに乗ってみた。



最近新発売されたシビック タイプRと言えば走り屋の定番的モデル。まあ、悪い言い方をすればクルマおたくのガキ共の御用達というイメージでもあるが、今回の新型は価格も300万円に限りなく近く、 外見もガンダムルックではないから、オヤジが乗っても良いのではないか?とも思った訳で、さてその結果は?



近日公開の試乗記にご期待ください。
えっ、待てない?それでは一言。シビックRは評判に違わずマニアックなクルマで、剛性感の高さやハイレベルの走りなど、正に走り屋の定番と言って間違いない。 ただし、右上の写真に示すメーターが最悪で、これさえ我慢できれば実にお勧めの車だ。それにしても、毎日この最悪デザインのメーターを見る事を考えると、いくら性能的にハイレベルでも全てがぶち壊しになってしまう。 こんなメーターのデザインを承認した役員の顔が見たいものだ。


 

2007/4/14 (Sat) 今年は高性能車の年?

今年の後半は国産高性能車の新型発表が目白押しとなるようだ。もう既にご承知と思うが、ニッサンからは久々のGT−Rが、そしてトヨタからはレクサスIS−Fが発売されるそうだから、世間も盛り上がる事は間違いない。特にGT−RはR34の発売以来空白となっていた国産フラッグシップの復活だから盛り上がるのは当然だろう。国産派からすればGT−Rは 「輸入車なんて高いだけで性能だって大した事はなく、今や全てにおいて国産車が上をいっている」と いう意見の切り札なのだけれど、 それじゃポルシェGT3に勝つ国産車はナンなんだと指摘された時に、今更R34GTRでもあるまい。そんな時に新型GT−Rが発売されれば、400〜450psを噂されるパワーやその他のスペックから、GT−3より速いという心の拠り所が登場するわけだから、各種の掲示板も盛り上がるだろう。

とろこで、新GT−Rは660万円とも690万円とも噂されているが、試乗車というのは用意されるのだろうか?以前の話では近所のニッサンディーラーでR32−GTRの試乗中に全損事故が起きたそうだし、スバルディーラーではインプレッサSTiが道路から畑に向かってジャンプして、これまた全損となったとか。そうなると、価格の問題もあるが、下手に試乗車なんか用意すれば、ディーラーには怪しげなシルビアや180などが押し寄せて、大騒ぎになることは間違いない。 さて、ティーラーサイドではどう対応するのだろう。

2007/4/7 (Sat) 次の試乗記のネタは?

このところ新しい試乗記が途絶えていたが、これは年度末で此方もディーラーも双方が多忙の時期でもあった事が原因だった。 そして、晴れて新年度となり、そろそろ試乗も再開とすることにしよう。というわけで、まずは以前にこの日記で紹介したニューミニの中から、ミニクーパーSに乗ってみた。ミニのラインナップ中で最強の170psを発生する1.6ℓターボを搭載したホットハッチで、ハッキリ言って今時フルスロットルを踏むと真っ直ぐ走らないクルマも珍しい。これはこれで、好きな人には堪らないのだろうが、誰にでも勧めるわけにはいかないクルマでもある。それにしても、同じBMW製の筈なのに、ブランド違いということもあり、誰が乗ってもそれなりに走れる116iとはエライ違いだった。まあ、116iとクーパーSは価格帯が一緒だから、ちゃ〜んと住み分けしているというのも、商売の基本ではあるけれど。

そして実は、もう一台、チョット毛色の変わったクルマにも乗ってみた。 従来の輸入セダン中心から最近は幅広い分野へ手を伸ばしている・・・・と、言えば聞こえが良いが、いつも3/5シリーズとかC/Eクラスが如何したというワンパターンになりそうなのを防ぐ為の、いわばネタ切れ対策でもあるのだけれど。



そこで登場するのがニッサンの新型ADバン。以前はこのクラスではダントツだったのだが、ライバルのトヨタがサクシード/プロボックスを発売した事により、一気にシェアを下げてしまったようだ。そこで起死回生の一発を狙った今回の新型は、業務に徹して専用車的に仕立てられていた。



助手席のバックレストを倒せば、そこはパソコンの置き場となる(写真左)。センタークラスタ上部にはホワイトボードが装着されていて、いつでもメモがとれる(写真右の白い部分)。昼食はノンビリとファミレスなんかで摂っていないで、コンビニのオニギリをほおばりながら、Eメールのチェックと返信。日本経済を支える営業マンの仕事を支援するADバンの乗り味は如何に?
ところで、ADバンの試乗記は褒め殺しではなく、シッカリと本編で扱おうと思っている。メルセデスやBMW、それもAMGやMのリアルユーザーも結構含まれる、このサイトの読者層から考えれば、一見的外れのようでもあるが、考え方によっては「おう、それなら会社で10台ほど買ってみようか」、なんて事を期待してみるのも、それ程的外れでもないかもしれない。

 

2007/4/5 (Thu) ジャイアントテスト

雑誌カーグラフィック(CG)の4月号に2.5ℓセダン・ジャイアントテストという特集が掲載されているが、これがカー○ュー等の掲示板で大騒ぎのネタとなっているようだ。 まあ、内容は例によってBMWを褒めすぎているという不満が主なのだが、元々CGというのは欧州車志向だから、あの結果は当然と言えば当然だ。

先週の日曜日にBMWのディーラーへ行ったら、ショールームのテーブルの至る所に薄いパンフレットのようなものが置いてあった。よく見れば話題のCGのジャイアントテスト部分のみを印刷したいわゆる抜き刷りというやつだ。なるほど、BMWとしてはどんなパンフレットよりも効果絶大には違いない。まあ、こういうのをみると、最近のCGは昔に比べて随分と商売が上手くなったものだと感心もする。とは言え、内容を読んでみれば至極もっともで、それほど偏っているとも思えないし、結果として1位となったBMW325i自体がこのクラスの王者であることに異議は無い。325iの唯一最大の欠点は値段が高いこと、くらいだろう。これについても、事実上は同一品でもある323iを選んで、しかもワケアリ品を、更には決算直前などの時期を選べば、レクサスIS250とそれ程違わない予算で買える可能性もあるかもしれない。
えっ?IS250だって総額4百数十万円だから、とてもそんな予算は無い・・・・ですよね。
そういう人にはズバリ、E46(旧3シリーズ)の認定中古車で、しかも318tiなんてどうでしょうか?エンジンは現行の320iと同等だから、必要にして十分のパワーもあり、何より人気がイマイチなので価格が安い。まあ、興味のある方は調べてみては如何でしょうか?

2007/4/1 (Sun) 大スクープ その2 エイプリールフール特別版

三菱自動車はメルセデスベンツからOEM供給を受けてミドルサルーンの充実をはかるもようだ。

写真のように近日中に旧型となるW203のCクラスをベースとしている。これは南アフリカの旧型ラインで製造される為に償却の終ったラインと低賃金によりコストダウンを図るようだ。このような販売方法は既にオペルのミニバンであるザフィーラをスバルがOEM供給を受けてトラヴィックとして発売した例がある。トラヴィックはザフィーラの約300万円に対してエンジンの排気量が拡大されたにもかかわらず、約220万円と概ね70%の買い得価格だった。この例からすれば三菱ブランドのC180(発売時の車名は不明)の価格は約280万円程度というのが業界の噂のようだ。
このクルマの発売により、ベンツはボッタクリだという論争が成立しなくなることで、商用掲示板に閑古鳥がなくことが確実なために、掲示板を運用しているポータルサイトは事業の転換を迫られているとの噂もある。

 
 

2007/4/1 (Sun) 大スクープ その1 エイプリールフール特別版

海外のサイトで偶然見つけた大スクープ。
なんと、レクサスに新車種が投入されるとか。レクサスには豪華メタルトップ オープンスポーツのSCがラインナップされているが、これはライバルのベンツではSLに相当する。ところが、ライバルはSLのコンパクト版であるSLKがラインナップされているが、レクサスにはSLKに相当するモデルがない。そこで投入されるのがレクサスSCK。

上の写真が、そのスクープ。ベースが軽のようにも見えるが、これはレクサスを買うような富裕層は環境意識が高いことから、省エネの面でもSCKは軽量、小排気量となるようだ。SLKのように小さくても1.8コンプレッサーで、上級モデルは3.5ℓなどというのは、環境汚染の元凶だから成金が多いベンツの購入層は誤魔化せても、高学歴、高モラルのレクサスオーナーには通用しないのだろう。

内装もレクサスに相応しいが、SCなどに比べるとよりスポーティな仕上がりになっている。
速度計のフルスケールが140km/hというのも、高速道路での法定速度が100km/hの日本の現状を考えて、高モラルユーザーには不要な速度域を表示しないからだとか・・。
こんなお洒落で痴的知的なクルマを街乗りに使う生活が出来る富裕層が実に羨ましいものだ。

 
 

2007/3/25 (Sun) SUV

B_Otaku の試乗記ではSUVと呼ばれる分野のクルマは、今まで積極的には取り上げてこなかった。SUVに関しては決して嫌いという訳ではないのだけれど、優先度という面では如何してもサルーンやスポーツカーが先になってしまい、SUVを積極的に扱う余裕が無かったというのが本音だった。
ところで、今年はBMWのX5とポルシェのカイエンが相次いでモデルチェンジされることもあり、丁度良い機会なのでSUVも取り上げようかと思っている。最近のSUVは以前に比べれば格段の進歩で、下手なサルーン顔負けとも言われているが、果してどんなものだろう。コノ手は唯一3年ほど前にX5に乗ったことがあり、これは流石にV8パワーで巨大なボディをグイグイと引っ張り、背の高いSUVとしてはコーナーリングも異常にハイレベルだった。さて新型はどの程度の進歩をしているのだろうか?そして、ポルシェのカイエンは?となれば、やはりレンジローバーも比較したい等など、結構な高額車両が目白押しとなるので、さて、試乗車の確保は出来るのか・・・・。まあ、何とかなるだろう。


 

2007/3/22 (Tue) 原付バイクとスクーター

原動機付き自転車、通称原付、原チャリなど呼び方は様々なれど、半世紀という超ロングセラーだったのがスーパーカブに代表されるバイクで、我々が若い頃は「いもカブ」なんて 呼んでいたっけ。 ところが流石に時代は変わったというか、21世紀になったからでもないだろうが、最近は原付でもスクータータイプが増えているようだ。確かにカブに比べてお洒落で現代的なことは間違いない。



この変化は、遂に警察にも及んだようで、写真の先頭を走る警官が乗るのは最近のスクータータイプだ。後ろのカブタイプに比べれば確かに現代的だ。それにしても半世紀も生き長らえたのは、クルマでいえばVWビートルくらいなものか?いや旧ミニもあったっけ。何れも遂に生産中止になっている。ところで、カブは今だ作っているのだろうか?と思って調べてみたら、あった!ホンダスーパーカブ50はチャンと生産されていて、値段は16万8千円也。

2007/3/17 (Sat) 新企画 褒めゴロ試乗記

昨日第1弾をアップした新企画は、クルマの評価なんて言うのは見方によってどうにでもなるということを言いたいのが発端だった。 しかし、自分で読み返してみれば、アレに近い内容の評価をしている評論家もいるのに気がついた訳で、確かに嘘は書いていない。ただ、見方がチョット違うだけ。
そういえば、レクサスISが発売された1年半ほど前には、マスコミもこぞってBMW3シリーズを越えた内容のクルマが100万円安く買えるという、絶賛に近い記事が目だったのに、今では国内でのレクサス展開は苦戦中だとか失敗だとか、以前に比べて手のひらを返したように冷たくなったようだ。
今回の企画に気を良くして、第2弾はブレイドを企画中。ブレイドといえば、最近には珍しく自動車専門誌でもボロクソの評価をされて、あるスクープ系雑誌では評価にあたいしない星一つ(☆)だそうだ。実は B_Otaku も発売早々にブレイドに試乗してみてが、この出来では試乗記が成立しないと思い、ボツにしたのだが、だからといって☆一つは言いすぎだろう。それに最近はアマチュアのクルマ試乗サイトやブログも増えてきて、こういうサイトが結構「辛口」と自称している。まあ、元来毒舌キャラを売り物にしてきた B_Otaku  が言うのも何だが、批判すれば良いという物じゃあないんだが・・・・。
そこで、可哀想なブレイドを目一杯かばってやろうという訳だ。さて、どんな内容になるか、乞うご期待!


 

2007/3/6 (Tue) VW POLO GTI

ニュービートル、ゴルフTSIと、このところ何故かVWづいてしまったが、実はもう一つ気になるVWがある。



それが、ポロGTI。
狭い市街地は勿論のこと、ガラ空きのワインディング路を楽しみたいと思った時に、一番必要なスペックは、動力性能でも操舵性でもない。それは狭い全幅だ。勿論、動力性能が低かったり、ハンドリングがフラフラでは話にならないが、それらを適度に満足していれば、あとは小さい事が重要になると考えている。いくら性能が良くても、全幅1925mmのフェラーリF430で狭いワインディングは全く使い物にならないだろう。そこまで極端でなくても、ポルシェカレラの1810mmだって広すぎる。そこで断然光るのがボロGTIということになる。全幅は1655mmしかないし、車両重量も1180kgと現代の標準でいえば相当な軽量&コンパクトといってよい。このボディに旧ゴルフGTIと共通の1.8ℓ、150psと5MTを組み合わせた文字通りのホットハッチだ。3ドアならば231万円という価格も現実的だ。
ところが、このポロGTIは試乗車が先ず無い。本当は是非とも試乗記で取り上げたいのだが・・・・。

ホットハッチといえば、New MINIも近いうちに試乗車が準備されるだろう。しかし、こちらはポロより少し大きく、重く、しかも高価だ。

 
   

2007/2/23 (Fri) 定番外し

世の中、定番と言われるものを手に入れておけば、まず間違いはない。
クルマの場合は、輸入車で言えばBMW3&5シリーズ、メルセデスE&Sクラスなどが代表的だし、国産車ならスカイラインやレガシィなど、正に定番中の定番だろう。ところが、そういう無難なものでは飽き足らないという気持ち は、結構誰にでもあるものだ。
今年の初めにプジョー1007を取り上げて、次がVWニュービートルといわば定番外しに走ってみた。そして、第三段は何 にするかと考えてみると、このシリーズは国産車/輸入車に関係なく、普通の人から見たらナンじゃコレャというユニークさと、クルマとしての性能やスペックから考えたら、 マトモな感覚では決して買わないだろうというのが重要でもある。 その点ではニュービートルは意外とマトモだったので多少ガッカリしたかもしれない。
そのような観点からみて、一番相応しいのはズバリ、シトロエンだろう。



写真は[シトロエン C3 プルリエル] 。1台のクルマでセダン/パノラマルーフ/カブリオレ/スパイダーなど5種類を味わえるという超ユニークなコンセプト。
ところが聞くところによれば、電動で簡単に変身するのはキャンバスルーフをスライドして開けるところまでで、その後はマニュアル操作となる。圧巻はフルオープンのスパイダーにするときで、何とサイドのアーチ型のフレームを外すと、これを積むスペースがないので、ガレーに置いておくしかない!途中で雨が降ったらば?当然ずぶ濡れ。

このクルマのお値段は286万円也。1.6ℓ、110psで電子制御手動変速というスペックを見れば、プジョー1007の最悪半自動ミッションが脳裏を過ぎる。このクルマに300万の投資をするなんて、普通の日本人の感覚ではあり得ない。 そういう意味では、このクルマこそ取り上げたい筆頭なのだけれど、問題はどうやって試乗車を確保するかだ。それどころか、展示車ですらあるのだろうか?まあ、気長に探してみよう。
 

2007/2/18 (Sun) VW GOLF GT TSI

VWの新しいエンジンであるTSIは低回転側では機械式のスーパーチャージャーを使い、回転が上がるに従って、ターボチャージャーに切り替わってゆくことで、低回転域でのターボのレスポンスの悪さを解消しようという方式だ。今日は新たに国内発売となったGOLF GT TSIに早速試乗してきた。



1.4ℓエンジンはツインチャージャーにより最高出力170ps/6000rpm、最大トルクは24.5kg-m/を何と1500から6000rpmの範囲で、正にフラットに発生する。この性能は同じゴルフの自然吸気2.0ℓよりも勝る程だ。



天候は生憎の雨だったが、高速道路も試乗できたので、普段は確かめられない雨天での高速安定性を試す事ができた。結果は、一言、恐れ入りました!

正直に言うと個人的には小型車では日本車が世界一と言われる昨今、このクラスの輸入車と言うのはコストから考えても、あえて買うメリットがあるのだろうかとも思っていたが、雨の高速という悪条件を走ってみたら、その驚異的な安定性は、あまりにも国産車と差がついていることを思い知らされてしまった。
世間からは欧州車絶対主義者のように見られている B_Otaku でさえ、こんな状況だから、普通のユーザーがゴルフクラスの輸入車なんて買う価値がないし、買うのは単なる見栄だと思うのは当然だろう。しかし、もしもこのクルマで高速道路を、しかも悪天候の下で試乗したとしたら、多くのドライバーがコスト高というデメリットを承知の上でも購入を検討したくなるのではないだろうか?

近日中に速報版試乗記としてまとめる事を予定している。

2007/2/11 (Sun) BMW Z4 Mクーペ

Z4のクーペにM3(E46)と同じ、直6・3.2ℓ・343psエンジンを載せたのが、Z4 Mクーペという何やら、ややこしい名前のこのクルマ。価格は807万円で6MTのみの設定。






最高出力からすればポルシェカレラの325psを18ps上回る。カレラの価格はスッピンの状態で1097万円。これにZ4並みの装備を付ければ、1300万円程度にはなるだろう。そう考えれば、実に買い得なクルマでもある。しかし、単純に数値で比較できないのがクルマの奥の深さだし、価格と出力だけならフェアレディZがダントツお買い得という結果になる。

2007/2/9 (Thu) 日本製の自動車部品

最近は日本製の自動車部品が世界中で使われていて、しかも世界中で認められた有名ブランドにも徐々に使用されているようだ。例えばポルシェのヘッドライトはKOITO製とか、カレラのMTはアイシン製とかいわれている が、はたして本当なのだろうか?



そこで先ずは上の写真をご覧あれ。これはボクスターのフロントライトユニットを外したときに撮影したもので、正真正銘「KOITO」製だ。まあ、最近は日本の部品メーカーもグローバル化をしているから、海外の工場で生産していたり、場合によっては開発部門まで海外に持つ場合もあるから、KOITOといっても純粋な日本製かは不明だが、日系メーカーの製品には間違いない。同様にカーオーディオの分野では、世界の高級ブランドは実は日本製だったりするし、カーエアコンも日本製が強いのはご存知のとおり。ただし、マダマダ敵わない分野もある。先ずはシートで、これは日本が最も苦手としている分野だし、ダンパーなどのサスペンション部品も国産はイマイチだ。

2007/2/3 (Sat) ニュービートル

去年まではクルマとして走る・曲がる・止まるを重視してきたが、前回のプジョー1007 では全く方向の違うクルマとして取り上げた。それに引き続き、今回の試乗も性能第一とは縁遠いし、決してコストパフォーマンスも良くないけれど、なぜか街で見かけると気になっていたクルマに乗ってみた。

見かけからすれば、マトモに走らなくても文句は言えいなんて雰囲気だけれど、乗ってみれば結構普通のクルマだったりする。と、言っても、試乗車は上級モデルなので300万円級だから、普通の神経ならこのクルマを選ぶことは無いだろうが、これまた好きな人から見れば、堪らない魅力があるのだろう。
と、いう訳で、次回の試乗記もプジョーに続き、外し路線をひた走る予定。
 

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http://www.vw-kuki.com/

2007/1/20 (Sat) ブレイド試乗

今日は話題のブレイドに試乗してきた。
一言で言えば、このクルマはハッチバックの姿をしたトヨタのハイオーナーカーで、低速では静かで、 トルク感も十分ある。車格(本来1.5ℓ級)に対して極端に大きなエンジン(2.4ℓ)を積んだことによる、 重量増が重厚感とも解釈できる。心地もトヨタ車としては硬めながらも悪くは無い。実際にマークXからの買い代えもあるそうだから、その面では成功かもしれない。しかし、見方を変えればフロントヘビーのトロい 操舵性のクルマとも言える訳だから、強力エンジンを積んだホットハッチを想像するとガッカリするだろうし、価格的に競合し、形状もハッチバックという共通点があるからといってVWゴルフユーザーがブレイドに試乗したら、恐らくボロクソの評価になるだろう。
要するにブレイドはメーカーが団塊世代がターゲットとアナウンスしているように、年をとるとマークXやクラウンでは大きすぎるが、カローラではチャチだし、動力性能も不満だというユーザーを対象としているのは明らかだ。
従って、本来欧州車ファンを対象としている(つもりの)当HPでは試乗記として公開しても無意味と判断して、ブレイドの関しての一般公開はこの日記で終りとしよう。

2007/1/14 (Sun) ユーロ高

先週末のユーロ対円の相場は1ユーロが約155円。この数年の動きをみると、2001年頃に100円を切ってからは、ほぼ直線的に上昇していったようだ。 2001年に比べれば何と5割以上もの上昇で、これは欧州車の価格にも当然反映されてくる。そういえば、ユーロが底値だった2001年頃はメルセデスやBMWなども値下げされた時期だった。 2002年1月からのメルセデスE240(V6、2.6ℓ)は560万円。当時は消費税別だった筈なので、現在の表記に直しても、588万円だった。 ところが、現在はというと、E300(V6、3ℓ)は672万円。排気量が増えているし、装備なども変わっているし、モデルチェンジもされているので、一概には言えないにしても、 2002年に500万円を切っていたEクラスのベースグレードは、今や700万円に迫っている。それでも50%上昇の外為レートから見れば、値上げ幅は押さえられているようだけれど、 この状態が続けば、今後も欧州車は益々値上げの方向になるだろう。
2002年頃の状況では、このまま行けば日本での欧州車価格も買いやすい方向になるかと思って歓迎していたのだが、為替レートの50%上昇は厳しい。

2007/1/8 (Mon) 正月休みも最終日

長かった正月休みも今日で最終日となった。火曜日から仕事がはじまると平日にクルマに乗る機会が無くなるが、正月はボクスターに乗る時間も十分とれた。随分と活躍して泥だらけになったので、今日は午前中からクルマでも洗ってやることにしよう。午後は家でゴロゴロして火曜日からの激戦に備えるとする。

2007/1/7 (Sun) プジョー1007

昨日、友人の家に遊びに行ったら、去年買ったというプジョー1007があったので、勿論、試乗をしてみた。当初は久々にブログでサラッと扱おうかとも思ったが、なにしろユニークこの上ないクルマでもあり、これは是非とも詳細を伝えれば、大いにウケルのではとも思って、現在検討中でもある。
元来プジョーはフランス車の中ではドイツ車的なクルマで、例の名作205GTIなどはVWと比較しても多いに戸惑うことはない程だったのだが、この1007は違った。

まあ、見てのとおりで、運転席側ですらスライドドアだし、内部も構造やデザインもアッと驚く機構があったり、これは詳細を伝えた方が良いかとも思っていいる。
ただし、性能は決して良くない、どころか、トンでもない状況だっが、これがまた笑い話的には実に面白いし、こうなると腹も立たないどころか恐れ入りましたの心境になる。
さて、1007を試乗記として取り上げるか、ブログで流すか、現在考慮中だ。

 

2007/1/4 (Thu) 日記のリニューアル

今回、日記のリニューアルを行った。
以前の日記はタグが一部しか使えずに、行間も狭く見づらいことから、今回の変更とした。そして、もう一つの目的は巨大掲示板等のリンク防止 策とトップの注意書きの追加も行った。 この日記では試乗記以上に言いたい事を書いているから、一部の連中には実に腹立たしいであろうとは想像していたが、案の定内容を批判するメールが来た。
同様のメールは以前にもあったが、ここで、「見たくないものは見るな」の思想を徹底したいと思う。閉鎖した掲示板にしても、どうも何やら勘違いしている連中が一部にいるようで、このHPも当初はなるべく自由にと思って、 特に注意書きも書かなかったが、そうも言っていられない状況になってきた。
他の個人HPでも長く運営して、ある程度メジャーになっているサイトは、概ね注意書きや免責事項まで書いてあるものもあるのは、恐らく痛い目にあった経験からだろう。

勿論、内容を支持してくださるかたは大いに歓迎するし、そういう人たちにとってトップの注意書きは目障りだろうけれど、ここは事情を汲んで我慢願いたい。

 

2007/1/1 (Mon) 2007年


明けましておめでとうございます。


今年も基本的に従来のスタンスを崩さずに、辛口、言いたい放題でやっていこうと思っている。人によっては、えらく腹が立つだろうが、考えて見れは無料で公開している個人サイトなのだから、気に入らなければ見なければいいと思うのだが、世の中には勘違いしている輩が多いようだ。

去年は一部に国産車も取り上げてみたが、あくまで中心は欧州車、それもメルセデスやBMWに代表されるプレミアムサルーンとポルシェに代表される高性能スポーツカーだ。一部には欧州小型ハッチバックの希望もあるが、はっきりいって、このクラスはマトモに考えれば国産車が良いに決まっている。まあ、欲しい人はご自由にということで、あえて試乗記として取り上げる予定はない。また、国産車もこれぞという定番以外の普通のクルマは取り上げないことにしている。

と、新年から強い口調にしてみた。最近はメジャー化したことから、言いたいことを多少堪えなければならない事もあるので、新年くらいは言いたいこと言ってスッキリしよう!

なお、2006年12月以前の日記は過去ログに移動したので、このページのトップのリンクから参照願いたい。