ベルリン(CNN) 4月にロンドンで開催される第2回金融サミット(G20)に向け、金融危機対策での協調を図ろうと、英仏独などEU主要国の首脳が22日、当地で会合を開いた。英国のブラウン首相は国際的な仕組みよって金融秩序を維持する「グローバル・ニューディール」政策を提唱した。
ブラウン首相は会合で、1929年の世界恐慌後、米経済立て直しのために自由競争から政府の積極介入へかじを取ったルーズベルト米大統領のニューディール(新規まき直し)政策にちなんで、世界規模の対策の必要性を強調した。
また、フランスのサルコジ大統領は「金融システムを改革すべきだという点で、欧州の意見は一致している。表面的、一時的な手段でなく、構造的、長期的な改革が必要だ」と述べた。
主催国ドイツのメルケル首相は、「各国国民の信頼を回復するために、われわれが同じ方向へ向かって協力していることを示す必要がある」としたうえで、金融システムを監督する新たな国際機関の設立を提案した。
首脳らは会合を通じ、ヘッジファンドや格付け会社の監督など、国際金融市場への規制を強化していく姿勢をあらためて確認した。
G20は先進国と新興国合わせて20カ国・地域の首脳と、国際通貨基金(IMF)、世界銀行が参加して開催される。規制強化の方針に中国、インドなど新興国や米国の同意がどこまで得られるかが焦点となる。