岡山県がまとめた今年度の岡山空港は、1月末現在の利用者数が前年度比4・6%減、国際貨物取扱量は同86・5%減と大幅なマイナスになり、世界的な経済の急速な悪化や原油価格高騰などの影響を受けた。 利用者数は120万3908人。うち国内線は104万5317人で同4・4%減、搭乗率は68・5%と7・5ポイントダウン。国内消費の低迷。東京線の84万2309人、同3・8%減をはじめ、全4路線で前年度を下回った。 国際線は15万8591人、同6・1%減、搭乗率は62・5%の3・1ポイント減で、中国の食の安全問題、景気低迷などを受け、上海線とグアム線はいずれも同20%台の大幅減。ソウル線は、一昨年夏から座席数が100席程度減ったものの、昨秋からの円高・ウォン安効果で8万8387人、同2・6%減にとどまっている。