2009年03月01日(日)
妊婦診察 来月から週3日へ拡大 都留市立病院 医師、山梨赤十字に統一
都留市立病院は4月から、富士河口湖・山梨赤十字病院の産婦人科医が出向いて行っている妊婦健診などの診察を週2日から3日に拡大する。都留市立は妊婦の診察日を週3日設け、週1日は山梨大の医師が担当していた。山梨赤十字で出産する事例が多いことから、診察医を山梨赤十字に統一し、遠距離通院など妊婦の負担を軽減していく。
都留市立によると、昨年4月に分娩ぶんべんの取り扱いを休止し、同10月から産婦人科医を非常勤化した。以来、妊婦を対象にした出張診察は山梨赤十字の医師が毎週水曜と金曜、山梨大の医師が毎週月曜に受け持っていた。
1カ月当たり約70件の受診があり、多くの妊婦は山梨赤十字での出産を予定しているため、出張診察も山梨赤十字の医師に集中。山梨赤十字の出張回数の増加を求める声も踏まえ、4月から毎週月曜、水曜、木曜の週3日をすべて山梨赤十字の医師が担当することにした。
都留市立は昨年から産科の相談員を配置して、妊婦相談や保健指導も行っていて、同病院は「院内で分娩ができない状況は続いていて、市内を中心にした県東部地域の妊婦の方に不便を感じさせている。今後も診察体制を充実させ、安心して出産できる環境にしていきたい」としている。
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