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これでは政権交代など夢のまた夢

 民主党ってのは一体、何を考えているのか。25日、山岡国対委員長が自民党の提案に乗っかり、2009年度予算案を27日の衆院本会議で採決する方針を野党各党に伝えたのだ。これで予算は自然成立。麻生はホッと一息。国民にしてみれば、信じられない裏切りだ。

●なぜこれほどの欠陥予算に反対しながら成立を容認するのか

 民主党のやり方に共産、社民、国民新党は「審議が十分ではない」と難色を示した。社民党の福島瑞穂党首は「早く予算を上げて話し合い解散の道を探るのは邪道だ」と批判。国民新党の亀井静香代表代行も「民主党の独善的な国会運営にはついていかない」と切り捨てた。

 国民だってドッチラケだ。本予算の審議中に20兆〜30兆円規模の追加補正の話が出てきたことが象徴だが、景気対策にまったく役立たない欠陥予算案の成立に、なぜ民主党は手を貸すのか。

 しかも、これで青息吐息の麻生は生き延びてしまう。民主党は予算を通せば、麻生降ろし政局になり、解散の道筋が開けると思っているらしいが、バカだ。相手は海千山千の自民党だ。「麻生降ろし」なんて、演技だ。与党は予算を通せば強い。予算を人質にしなければ、倒閣なんかできっこないのだ。政治評論家の有馬晴海氏が言う。

「予算が通れば、麻生さんは辞めませんよ。オバマ大統領にも会ってきたし、実績を強調。もちろん、解散なんかしないし、そのまま任期満了まで突き進むつもりでしょう。民主党は本当に何を考えているのでしょうか。おそらく、麻生さんをあまり追い詰めて、辞められるのが怖かったのだと思う。選挙をやるなら麻生政権でやりたいし、森政権のときのように、後釜に小泉さんのような人が出てきて、一気に形勢を逆転されるのが怖いのです」

 なんだか、昔の社会党とイメージがダブる。要するにケンカの構えができていないのだ。これじゃあ、政権交代なんて夢のまた夢だ。

(日刊ゲンダイ2009年2月26日掲載)


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民主党  自民党  国民新党  社民党  景気  
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