英検不正問題の経緯を記者会見で説明する郁文館夢学園の渡辺美樹理事長=28日午後、東京都文京区 「英検不正、50人以上も」 緊急保護者会で渡辺氏東京都文京区の私立郁文館中学・高校で発覚した「実用英語技能検定」(英検)をめぐる不正問題で、解答を示唆された生徒は多いときで50-60人に上ったことが28日、分かった。同校を経営する「郁文館夢学園」理事長で居酒屋チェーン「ワタミ」社長の渡辺美樹氏が緊急保護者会で明らかにした。 渡辺氏によると、事前に試験問題を開封する不正は1995年ごろから2002年まで、ほぼ毎回の検定で行われた。 政府の教育再生会議委員も務めた渡辺氏は、約550人の保護者らに「心配を掛け、お騒がせして申し訳ない」と謝罪。その上で、不正は自分の理事長就任前に起きたなどとして「社会に対して謝るつもりはありません」と話した。 高校1年の男子生徒の母親(49)は「息子の今後のことを考えると迷惑している」と憤っていた。 【共同通信】
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