爆弾をつくる準備をして逮捕された札幌市の男子高校生が、今年になって学校でナイフをちらつかせるなどの行動をとっていたことがわかりました。
殺人予備の疑いで検察庁に身柄を送られる高校1年の男子生徒。男子生徒の自宅からは、火薬の原料となる木炭や硫黄、漂白剤なども見つかり、これまでの調べに「俺をバカにするやつは許せない。クラス全員殺すつもりだった」などと話しているということです。
同級生によりますと、男子生徒は3学期になってから、学校での様子が変わってきたということです。
「(入学時は)おとなしかったが、途中からおかしく。先生に反抗したり、叫んだり・・・」(男子生徒の同級生)
男子生徒が通っていた札幌市内の高校では、27日朝、緊急の全校集会が開かれ、校長が生徒たちに事件の経緯を説明しました。
「(3学期に入り)普段、おとなしい面に比べ、感情の起伏にギャップが出てきた。(学校側も)どうしたのだろうと気づいていた」(高校の教頭)
男子生徒は、ナイフをちらつかせることもあったほか、同級生に脅迫メールを送った疑いでも今月6日に逮捕されていますが、学校側は、事件の原因となるようないじめはなかったと説明してます。(27日18:11)