目的は教室で同級生の殺害。今月6日、同級生に脅迫メールを送った疑いで逮捕された札幌の男子高校生が、その後の捜査で、精巧な爆弾をつくる準備をしていたことが分かり、再逮捕されました。
再逮捕された札幌・北区の高校1年生(16)は、教室で手製の爆弾を爆発させて同級生を殺害するため、自宅に原料を集め爆弾をつくっていた殺人予備の疑いが持たれています。
高校生は、木炭や粉末硫黄、殺傷力を増すための小さな鋲(びょう)やネジなど、爆弾の原料となるものを量販店などで8万円ほどで買い集め、ロンドンのテロ事件で使われた爆薬=HMTDなどをつくり始めていたということです。
「(爆弾を)未然に防げたことは大変良かったが、もしも・・・と想像すると、ぞっとする感じがします」(男子生徒が通う高校の教頭)
高校生はネットで爆弾のつくり方を調べ、3月の春休み前までに実行するつもりで、調べに対し「自分が一番強いんだ。俺をバカにするやつは許せない、クラス全員殺してやる」などと話しているということです。(26日18:00)