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最終更新:2009年2月25日(水) 19時35分

高2の半数近くが公開、「プロフ」の実態

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 インターネット上で自分を紹介するいわゆる「プロフ」を、高校2年生のおよそ半数が公開していることが、文部科学省の調査でわかりました。その一方で、保護者の4割がプロフ自体を知らないという結果も出ています。

 プロフィールサイト、いわゆる「プロフ」をめぐっては、トラブルが絶えません。

 今月9日には、横浜・磯子区の公園で、直接面識のない中学生同士がケンカになりました。きっかけとなったのは携帯電話に書き込んだ「プロフ」。中学3年の男子生徒4人が別の中学の男子生徒2人に暴行を加えたうえ、ナイフで顔を切りつけたとして逮捕されました。

 「けがして『助けてください』と。ナイフで切られたみたいな深い傷だったと聞いた」(近所の人)

 事件のきっかけとなったプロフに、被害者の男子生徒はこんな書き込みをしていました。

 「俺は誰の下にもつかない」

 顔すら知らない相手のこの書き込みに腹を立て、傷害事件を起こしたというのです。トラブルの相次ぐプロフ、なぜ多くの利用者がいるのでしょうか?

 街で聞くと、「書いて満足する」、「寂しいときとか1人の時とかに書き込みをすると(書き込みが)返ってくるから、暇つぶしになる」。

 文部科学省が全国の小・中・高校生を対象に行った調査では、プロフを公開している生徒は高2の女子で58.1%、全体でも44.2%と、半数近くにのぼっています。

 その一方で、保護者は子どもの利用実態をあまり知らないようです。プロフという単語について、聞いたことすらない保護者が4割弱。自分の子どもが「プロフの公開をしたことがあると思う」と回答した高2の保護者は16.5%にとどまり、親の認識と子どもの利用実態が大きく離れました。

 街で聞くと、「親は子どもの携帯見ない」、「あえて(親に)言うことではない」。

 また、携帯電話の使い方について、家庭でルールを決めていないと答えた高校2年生は半数以上にのぼります。

 保護者の目が届かず、その認識も追いつかぬうちに、危険をはらむ子どものプロフの利用が進む実態が浮き彫りになりました。(25日17:19)



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